ディーラーコーティングは必要?購入時に勧められた時の考え方

ショールームの艶のある新車と、テーブルの上の見積書

当サイトは国土交通省・環境省・国民生活センター・国税庁など公的機関や業界団体の公開情報と、一般的な洗車・車の手入れの方法をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の洗車場・店舗・商品を勧めるものではありません。洗車機や洗車場の設備・料金・コーティングの施工内容はお店によって異なります。洗剤やコーティング剤は製品の説明書の使い方を確かめてから使ってください。記事内には広告を含む場合があります。

新車の商談で「コーティングはどうしますか?」と聞かれて、その場で決めきれなかった方も多いはずです。

結論から言うと、ディーラーコーティングが必要かどうかは、置き場所・洗車のペース・手間をどこまで任せたいかで決まります。購入の手続きと一緒に頼める手軽さは大きな良さですが、内容と条件を確かめてから決めても遅くはありません。

この記事では、ディーラー・専門店・自分で塗る場合を比べる判断表と、決める順番を紹介しますね。

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目次

ディーラーコーティングとは?

先に結論

ディーラーコーティングとは、車の販売店で新車の購入と一緒に申し込めるボディコーティングのことです。施工する場所や使うコーティングの種類、保証の内容は販売店ごとに違います。

『ディーラーのコーティングって、特別なもの?』と思いますよね。

実は、ディーラーコーティングは「販売店で申し込むコーティング」という意味で、中身は販売店によってさまざまなんです。まずは、何を確かめればよいかを押さえておきましょう。

項目ディーラーコーティングの中身
申し込む場所車の販売店(購入の手続きと一緒に申し込めることが多い)
施工する場所販売店の中、または提携している施工先
コーティングの種類ポリマー系・ガラス系・ガラスなど、販売店で違う
支払い車の代金と一緒に払えることが多い
保証やメンテナンス内容と条件は販売店ごとに違う

新車の納車と一緒に終わる手軽さ

ディーラーコーティングの一番の良さは、納車の時にはコーティングが終わった状態で受け取れることです。

別のお店に車を預ける手間がなく、支払いも車の代金とまとめられることが多いですよね。新車を受け取ったその日から、コーティングをした状態で乗り始められます。

車コーティングをディーラーで頼む時の注意

一方で、申し込みの時に中身をよく確かめずに決めてしまう人も少なくありません。

商談では車の色やオプション、支払いの話が中心になるので、コーティングの説明はつい短くなりがちです。後で「どんなコーティングだったか分からない」とならないよう、書面で内容を残しておきましょう。

ディーラーコーティングは必要?決める順番

先に結論

ディーラーコーティングが必要かどうかは、置き場所・洗車のペース・手間をかけられるかの3つで決まります。順番に確かめると、その場の雰囲気で決めずに済みます。

『勧められたけど、本当に必要なのかな…』と迷う気持ち、自然なことです。

コーティングをしなくても、洗車やワックスで手入れを続ける方法もあります。次の順番で考えてみてください。

必要かどうかを決める順番
  1. 屋根付きか青空駐車か、置き場所を確かめる
  2. 月にどのくらい洗車できそうかを考える
  3. 手入れを自分でしたいか、任せたいかを決める
  4. コーティングの種類・保証・メンテナンスの内容を聞く
  5. 専門店や自分で塗る場合とも比べてから決める

置き場所と乗り方で見る考え方

同じ新車でも、置き場所や乗り方で、コーティングの考え方は変わります。

ケース考え方の例
屋根付き駐車で、洗車が好き自分で塗る方法でも手入れしやすい
青空駐車で、洗車の時間が取れない施工して日ごろは洗車だけ、という考え方が合いやすい
濃い色の車で、艶を保ちたい下地づくりや手入れの方法まで聞いて決める
数年で乗り換える予定施工の費用と乗る期間を比べてから決める

例えば、青空駐車で週末にしか洗えない新車なら、販売店で施工して納車してもらうと、そのぶん手間は減ります。逆に、屋根付きで洗車が趣味なら、自分のペースで塗るほうが楽しめるかもしれません。

商談の場ですぐ決めなくても大丈夫

コーティングは、車の注文と同じ日に決めなければいけないものではありません。

『今決めないと間に合わないのでは』と焦ってしまいますよね。迷った時は、納車までに申し込めばよいか、納車後でも受け付けているかを聞いてみてください。

「少し考えたいのですが、いつまでに決めれば納車に間に合いますか?」

「納車の準備に入る前までにご連絡いただければ大丈夫ですよ」

こんなふうに期限を聞いておけば、家に帰ってから落ち着いて比べられます。

コーティングをしない選択もある

コーティングは、しないと車がすぐ傷むというものではありません。

こまめに洗車して、汚れをためずに拭き上げる習慣があれば、ワックスや市販のコーティング剤で十分という人もいます。ワックスとの違いはワックスとコーティングの違いでまとめています。

ディーラー・専門店・自分でを比べる判断表

先に結論

新車コーティングをディーラーで頼むか、専門店か、自分で塗るかは、手軽さ・下地づくりの相談のしやすさ・自分の手間の3つで比べると決めやすくなります。

『ディーラーでやらない方がいいって聞いたけど本当?』と気になる方もいますよね。

どこで頼むのが正解、というものはありません。それぞれの良さと確かめたいことを並べてみました。

新車のコーティングをディーラー・専門店・自分で塗る場合で比べた図解
比べる点ディーラーコーティング専門店自分で塗る
頼む手間購入と一緒に申し込める別に予約して車を預ける道具をそろえて自分で作業
納車との関係施工済みで受け取れる納車後に預ける納車後に自分で塗る
下地づくりの相談施工先によって違う研磨などを相談しやすい洗車と下地の汚れ落としが中心
保証やメンテナンス販売店の窓口で相談できるお店ごとの保証とメンテナンス自分で塗り直す
料金の決まり方販売店のメニューと車の大きさお店のメニュー・研磨の有無・車の大きさ製品代と自分の時間
向く人手続きをまとめたい仕上がりにこだわりたい自分で手入れするのが好き
ディーラーで頼む良さ
  • 購入と一緒に申し込めて手続きが少ない
  • 施工済みの状態で納車される
  • 点検の時にメンテナンスも相談しやすい
専門店や自分で塗る良さ
  • 下地づくりや研磨の相談がしやすい
  • コーティングの種類を自分で選びやすい
  • 自分のペースで塗り直せる

専門店を選ぶ時の確認点は、コーティング業者・専門店の選び方でまとめています。

新車でも下地づくりが大事な理由

『新車なら、塗装はきれいだからそのまま塗ればいいのでは?』と思うかもしれませんね。

実は、新車でも工場から届くまでの間に、ほこりや細かい汚れが付いていることがあります。どこまで下地を整えてから塗るのかは、頼む先に聞いておくと安心です。

下回りや室内のコーティングも勧められた時

商談では、ボディのほかに下回りの防錆や、シート・室内のコーティングを一緒に勧められることもあります。

それぞれ目的も作業も違うので、ボディとまとめて決めずに、一つずつ必要かを考えてみてください。雪道を走ることが多いか、小さな子どもやペットを乗せるかなど、自分の使い方に当てはめると判断しやすいですよ。

勧められるもの考えるきっかけの例
下回りの防錆コーティング雪道や凍結防止剤がまかれた道を走るか
室内・シートのコーティング飲み物や泥汚れが付きやすい使い方か
窓ガラスのコーティング雨の日の視界をよくしたいか

下回りは下回りの防錆コーティング、室内は車内・シートのコーティングでそれぞれ紹介しています。

ディーラーで申し込む前に確かめたいこと

先に結論

ディーラーコーティングを申し込む前に、コーティングの種類・施工する場所・保証とメンテナンスの条件・料金の内訳の4つを確かめておきましょう。見積書に書かれている名前だけで判断しないのがコツです。

『商談中にあれこれ聞くのは気が引ける』という方も多いはずです。

ただ、コーティングは納車のあとも長く付き合うものです。次のチェックをメモして、商談の時に聞いてみてください。

ディーラーコーティングを申し込む前に確かめる4つのことをまとめた図解
申し込む前のチェック
  • コーティングの種類(ポリマー系・ガラス系・ガラスなど)と水の弾き方
  • 施工するのは販売店の中か、提携している施工先か
  • 保証の内容と、メンテナンスを受けることが条件になっているか
  • メンテナンスの時期の目安と、その料金
  • 施工後に洗車機を使ってよいか、使ってはいけない期間があるか
  • 窓ガラスやホイールなど、どこまでが施工の範囲か

見積書の見方

見積書には「ボディコーティング」と1行で書かれていることも多いです。中身を知るために、次の項目を聞いて書き出してみると比べやすくなります。

確かめる項目書き出す内容
コーティングの料金仮にA円(見積書の金額を記入)
コーティングの種類記入
施工する範囲ボディだけか、窓・ホイールも含むか
保証の条件記入
メンテナンスの料金と時期記入

専門店でも見積もりを取って、同じ表に並べてみるのがおすすめです。料金だけでなく、作業の中身と保証をそろえて比べられますよ。

毎年のメンテナンス付きプランの考え方

販売店によっては、定期的にメンテナンスや塗り直しを受けられるプランがあります。

自分で洗車する時間があまり取れない人には、点検のついでに手入れしてもらえるのは助かりますよね。一方で、自分で洗車するのが好きな人には、使い切れないこともあります。

「点検の時に、メンテナンスも一緒にやってもらえますか?」

「はい。プランに入っていれば、点検の時に一緒に対応できます」

こんなふうに、点検との組み合わせ方を聞いておくと、自分に合うかが判断しやすくなります。

よくある失敗

その場の流れでプランに入ってしまい、あとから内容が分からなくなることがあります。保証書やプランの書面は、車検証と一緒に保管しておきましょう。

ディーラーコーティングをした車の手入れ

先に結論

ディーラーコーティングをした車も、洗車は続ける前提です。洗車機を使ってよいか、どのシャンプーを使うかは、施工した販売店の案内に合わせるのが一番確実です。

『コーティングしたから、しばらく洗わなくて大丈夫』と思ってしまう方もいるかもしれませんね。

膜の上にも汚れは乗るので、汚れをためずにやさしく洗うことが、コーティングを長く保つ基本なんです。

施工後の洗車の流れ
  1. 施工した販売店の案内で、洗車してよい時期を確かめる
  2. たっぷりの水で砂やほこりを流す
  3. 使ってよいと案内されたシャンプーでやさしく洗う
  4. 日陰ですすぎ、水滴をやわらかいタオルで拭き上げる
  5. 気になることがあれば、点検の時に販売店に相談する
コーティングをした乗用車を泡のスポンジでやさしく洗っている手元の写真

納車から最初の数か月で気をつけたいこと

施工したばかりの時期は、膜が落ち着くまでの扱いを案内されることがあります。時間の流れで見ると、次のようなイメージです。

時期やっておきたいこと
納車の日洗車してよい時期と、使えるシャンプーを聞いておく
納車から間もない時期雨のあとは早めに水滴を拭き取る
最初の洗車案内どおりの時期に、やさしく手洗いする
最初の点検コーティングの状態とメンテナンスの時期を相談する

案内される内容は、コーティングの種類や販売店で違います。施工の時にもらった書面を見返してみてください。

洗車機を使っていいか迷った時

販売店によっては「洗車機は使わないでください」と案内されることもあります。

使ってよいかは、施工したコーティングの種類や洗車機の方式で変わります。迷った時は、施工した販売店に「どのコースなら使えますか」と聞いてみてください。くわしくはコーティング車は洗車機に入れていい?でまとめています。

窓ガラスに撥水剤を塗りたい時

ボディにコーティングをした車でも、窓ガラスは別の手入れになります。

窓にもコーティングが施工されている場合は、上から別の製品を塗ってよいかを販売店に確かめておくと安心です。窓のコーティングについては車の窓ガラスコーティングで紹介しています。

傷が付いた時

コーティングをしていても、飛び石や擦った傷は防ぎきれません。

傷を見つけたら、自分でコンパウンドで磨く前に、施工した販売店に相談してみてください。磨くとコーティングの膜ごと削ってしまうこともあります。傷とコーティングの関係はコーティングで傷は防げる?でくわしく紹介しています。

ディーラーコーティングについての知恵袋によくある相談

先に結論

知恵袋では「ディーラーでやらない方がいいと言われたがもう申し込んでしまった」「ディーラーと専門店のどちらがいいか」「洗車機を使うなと言われてずっと手洗いしている」という相談がよく読まれています。

ここでは、ディーラーコーティングについて多く読まれている相談を要約して紹介します。お店や商品、車の名前は伏せています。

「ディーラーでやらない方がいいと言われたけど、もう申し込んでしまった」

とても多く読まれている相談です。毎年の塗り直しが付いたプランにも入ってしまい、損をしたのではと不安になっている内容でした。

申し込んだあとで不安になる気持ち、よく分かります。ただ、どこで施工したかより、施工後にどう手入れするかのほうが、見た目を保つうえでは大事なんです。

プランに入っているなら、メンテナンスを上手に使い、日ごろはやさしく洗車する、という付き合い方で十分です。気になる点は、点検の時に販売店で聞いてみてください。

「新車を買う時、ディーラーと専門店のどっちがいい?」

ディーラーのコーティングと、名前の知られた専門店のコーティングで迷っている、という相談です。

どちらがおすすめかは、手続きをまとめたいか、仕上がりや下地づくりにこだわりたいかで変わります。この記事の判断表で、自分が重視したい列を見比べてみてください。

「洗車機は使わない方がいいと言われ、何年も手洗いしている」

販売店の案内を守って、ずっと手洗いを続けているけれど、洗車機を使ってもいいのか知りたい、という相談です。

年数がたつと、コーティングの状態も変わっていきます。点検の時に今の状態を見てもらい、洗車機を使ってよいか、使うならどのコースかを改めて聞いてみるのがおすすめです。

相談答えのポイント
もう申し込んでしまった施工後の手入れとメンテナンスの使い方が大事
ディーラーと専門店どっち?手続きをまとめたいか、仕上がりにこだわるかで選ぶ
洗車機は使わない方がいい?今の状態を見てもらい、使えるコースを聞き直す

乗り換えを考え始めた時のコーティングの考え方

先に結論

ディーラーコーティングをしているから高く売れる、と決まっているわけではありません。手放す時は、洗車と車内の片付けをして、下取りと買取店の査定を比べるのが基本です。

『高いコーティングをしたのに、手放すのはもったいない』と感じる方もいるかもしれませんね。

査定では、決められた標準の状態と比べて、外装の傷や凹み、室内の状況などを見ていくのが基本の考え方です。査定価格は会社ごとに違うとされているので、一つのお店の金額だけで決めないほうが安心です。

手放す前に考えておきたいこと
  • 洗車と車内の片付けをして、状態を見てもらいやすくする
  • 小さな傷を自分で直そうとして広げない
  • 保証書や施工証明書を、整備の記録と一緒にまとめておく
  • 販売店の下取りだけでなく、買取店の査定額も見る
  • 修復歴や不具合は正直に伝える

下取りは、新しい車の購入代金の一部を今の車で支払う取引で、購入とセットになっています。買取店に売るのは、購入とは別の取引です。

手入れを続けても傷や塗装の傷みが目立ってきた、買い替えを考え始めた、という時は、先にいくつかのお店で今の車の相場を知っておくと判断しやすくなりますよ。査定前の洗車の考え方は車の査定前に洗車はするべき?でまとめています。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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よくある質問

ディーラーコーティングは必要ですか?

置き場所・洗車のペース・手間をどこまで任せたいかで変わります。青空駐車で洗車の時間が取れない人には合いやすく、洗車が好きな人は自分で塗る方法でも手入れできます。

新車コーティングはディーラーと専門店のどちらがいいですか?

手続きをまとめたいならディーラー、下地づくりや仕上がりにこだわりたいなら専門店が候補です。見積もりを取り、作業の中身と保証をそろえて比べましょう。

ディーラーコーティングをした車を洗車機に入れてもいいですか?

コーティングの種類や洗車機の方式で変わります。施工した販売店に、使ってよいコースを確かめてください。

納車のあとからでもコーティングは頼めますか?

納車後に専門店に預けたり、自分で塗ったりする方法もあります。販売店でも納車後に受け付けているかは、お店に確かめてみてください。

ディーラーコーティングをしていると下取りや査定で有利ですか?

有利になると決まっているわけではありません。査定額はお店ごと、車ごとに違うので、下取りと買取店の査定を比べてみるのがおすすめです。

まとめ

この記事の要点
  • ディーラーコーティングは、販売店で新車と一緒に申し込むコーティング
  • 必要かどうかは、置き場所・洗車のペース・任せたい手間で決める
  • ディーラー・専門店・自分で塗る場合を判断表で比べる
  • 種類・施工場所・保証とメンテナンス・料金の内訳を確かめる
  • 施工後も洗車は続け、洗車機の使い方は販売店の案内に合わせる
洗車ガイド

洗車ガイド 編集部

洗車のやり方、洗車機や洗車場の使い方、洗車道具の選び方、コーティングの種類と考え方、汚れや傷の落とし方、売る前・手放す前の車の手入れまで、今乗っている車をきれいに保つための情報をまとめているサイトです。 公式サイト

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