温水洗車はしてもいい?お湯で洗う時の温度の考え方と注意点

湯気の立つバケツのお湯に手を入れて温度を確かめる手元と、温水洗車の記事タイトル

当サイトは国土交通省・環境省・国民生活センター・国税庁など公的機関や業界団体の公開情報と、一般的な洗車・車の手入れの方法をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の洗車場・店舗・商品を勧めるものではありません。洗車機や洗車場の設備・料金・コーティングの施工内容はお店によって異なります。洗剤やコーティング剤は製品の説明書の使い方を確かめてから使ってください。記事内には広告を含む場合があります。

寒い日の洗車は、水が冷たくて手がかじかみますよね。『お湯で洗ったら楽なのに、車に悪いのかな』と迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、温水洗車は「熱すぎないお湯」を「向いている汚れ」に使えば、手も楽になり汚れも落としやすくなります。

ただ、熱いお湯をいきなりかけるのは向きません。この記事では、お湯を使っていい場面・避けたい場面と、温度の考え方を紹介しますね。

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目次

温水洗車はしてもいい?先に結論

先に結論

お湯で洗車すること自体は、よく行われているやり方です。目安は「手を入れて気持ちいいくらいのぬるま湯」で、熱いお湯は使わないのが基本です。洗剤やコーティング剤を使う時は、製品の説明書の使い方を優先してください。

『お湯で洗うと塗装が傷むって聞いたけど…』と不安になりますよね。

実は、心配されているのは「熱すぎるお湯」や「急な温度の変化」のほうなんです。ぬるま湯で、いつもの洗車と同じ手順で洗う分には、特別なことはありません。

やる順番は、次の3つで考えると迷いません。

お湯を使うか決める順番
  1. 落としたい汚れの種類を見る(油っぽい汚れか、砂ぼこりか)
  2. 車の温度を確かめる(凍っている・日なたで熱いなど)
  3. お湯の温度を手で確かめてから使う
汚れの種類・車の温度・お湯の温度の順に確かめる、温水洗車の判断の順番を示した図解

ガソリンスタンドの「温水洗車」とは

ガソリンスタンドや洗車場で「温水洗車」と書かれた洗車機や高圧洗浄機を見かけることがあります。

これは、機械の中で水を温めて噴射する仕組みのものです。温度やコースの内容は機械やお店で違うので、案内や掲示で確かめてみてください。

自分でバケツにお湯をくんで洗う方法と、お店の温水の機械を使う方法は、分けて考えると分かりやすいですよ。

お湯を使うと楽になる汚れ・逆効果になる場面

ここが大事なところです

お湯が得意なのは、冷えると固まりやすい油っぽい汚れや、寒い日の手の冷たさ対策です。反対に、熱い日のボディや凍ったガラスには向きません。

『お湯なら何でもよく落ちる』と思われがちですよね。

ただ、汚れによってはお湯でも水でもあまり変わらないこともあります。場面ごとに表にしてみました。

場面・汚れお湯の向き不向き理由と使い方
冬の寒い日の洗車向いている手が冷えにくく、丁寧に洗いやすい
冷えて固まった油っぽい汚れ向いているぬるま湯でゆるみやすい。最後は水でもすすげる
虫の汚れ・鳥のふんふやかすのに使えるぬらしたタオルを乗せてふやかす時にぬるま湯が便利
雪道を走った後の下回り使ってもよい量をしっかり流すことのほうが大事
砂ぼこり・花粉・黄砂どちらでも温度より、こすらずにたっぷりの水で流すことが大事
夏の日なたで熱くなったボディ向かない乾くのが早く、水シミが残りやすい
凍った窓ガラス向かない熱いお湯は急な温度の変化になる
熱いお湯そのもの向かないゴムや樹脂、コーティングへの影響が読めない
お湯を使うと楽になる汚れと、逆効果になる場面を分けた図解

「お湯のほうが汚れが落ちる」はどこまで本当?

油っぽい汚れは、温かいほうがゆるみやすいのは確かです。

ただ、洗車で落としたい汚れの多くは、砂ぼこりや泥です。これは温度よりも、最初にたっぷり流して浮かせることのほうが効きます。

お湯を使うなら、最初の予洗いとシャンプー用のバケツに使うのが効果を感じやすい使い方です。予洗いの手順は予洗いのやり方で紹介しています。

夏はお湯より時間帯を気にしたい

夏の日なたでは、水道の水でもぬるく感じるくらいですよね。

この時期はお湯を足すより、日陰や朝夕など、ボディが熱くない時に洗うほうが水シミを防げます。

お湯の温度はどのくらい?熱すぎないための考え方

先に結論

温度は「お風呂より少しぬるいくらい」「手を入れて気持ちいい」が目安の考え方です。温度計が無くても、手を入れて熱いと感じたら熱すぎます。

『具体的に何度ならいいの?』と気になりますよね。

ただ、車の塗装やゴム、コーティングが何度まで大丈夫かは、車や製品によって違います。ここでは数字ではなく、確かめ方で紹介しますね。

お湯を使う前のチェック
  • バケツのお湯に手を入れて、熱いと感じない
  • ボディを手で触って、凍っていない・熱くなっていない
  • 使うカーシャンプーの説明書に、お湯についての注意が無いか見た
  • コーティングをしている車は、施工店の説明や製品の説明書を確かめた
  • 給湯器の温度設定を、いつもより下げてから出している

熱いお湯を避けたい理由

熱すぎるお湯は、ドアまわりのゴムや樹脂のパーツに負担がかかるおそれがあると言われます。

また、ボディとお湯の温度差が大きいと、急に温めたり冷やしたりすることになります。どこまで影響があるかは車ごとに違うので、熱いお湯は使わないのが安心です。

バケツにくむ時のひと工夫

給湯器から直接バケツにくむなら、先に水を少し入れておき、お湯を足していくと熱くなりすぎません。

「熱っ」と感じる時は水を足しましょう。手で洗っている時に心地いい温度なら、作業も丁寧になりますよ。

お湯を使っても仕上げは同じ

お湯で洗っても、すすぎと拭き上げの手順は同じです。

温かい水は乾きやすく感じることもあるので、一度に洗う範囲を小さくして、乾く前に流して拭いていきましょう。すき間の水を飛ばす方法はブロワーで洗車の水切りが参考になります。

冬に温水洗車をする時の注意点

先に結論

冬は、お湯が一番ありがたい季節です。ただ、凍った窓に熱いお湯をかけることと、洗車後の水分が凍ることには気をつけましょう。

『冬こそお湯でしょ』と思いますよね。手がかじかまないだけで、洗い方の丁寧さが変わります。

ただ、冬ならではの注意もあるんです。

よくある失敗
  • 凍ったフロントガラスに熱いお湯をかけて溶かそうとする
  • 洗ったあと、ドアのすき間やゴムの水を拭かずに置いてしまう
  • 夕方に洗って、拭き残しが夜に凍る

凍った窓ガラスにはどうする?

国土交通省の冬道の注意では、凍ったガラスはしっかり溶かしてから運転するよう案内されています。

溶かす時は、エンジンをかけてデフロスターで温めるなど、ゆっくり温める方法が安心です。熱いお湯で一気に溶かすのは、急な温度の変化になるので避けましょう。

同じ資料では、駐車時にワイパーを立てておくこと、撥水剤の塗布で窓の凍結をある程度防げることも紹介されています。

雪道を走った後の洗車

雪道では、凍結防止剤がまかれていることがあります。

凍結防止剤が金属を腐食させるかどうかは、国土交通省によると「濃度に依存しますので、一概に判断することができません」とされています。気になる時は、下回りまで水をたっぷりかけて流しておくと安心です。

お湯か水かより、量を流すことのほうが大事です。くわしくは雪道を走った後の洗車で紹介しています。

洗い終わったら水分を残さない

冬は水が乾きにくく、ドアのすき間やゴムに残った水が凍ることもあります。

ドアを開けて、すき間とゴムのまわりを拭いておきましょう。

洗う時間は、日が高いうちを選ぶと安心ですよ。冬全体の洗い方は冬の洗車にまとめています。

残り湯や給湯器のお湯で洗車してもいい?

先に結論

お風呂の残り湯は、洗車の予洗いや足回りに使う人もいます。入浴剤や石けん分が入っていることもあるので、最後のすすぎはきれいな水道水にしましょう。

『お風呂の残り湯、もったいないから洗車に使えないかな』と考える方もいますよね。

岡山市水道局の節水の案内では、お風呂の残り湯の半分を洗濯や洗車、散水などに使うと節水になると紹介されています。

残り湯を使う時の分け方

残り湯をどこに使うかで、仕上がりの気になりやすさが変わります。

使う場所残り湯の向きひと言
タイヤ・ホイールの予洗い使いやすい泥を流す役目なら気になりにくい
ボディの予洗い使ってもよいそのあとシャンプーと水道水で洗い直す
シャンプー用のバケツ注意したい入浴剤の成分が混ざる
最後のすすぎ向かない成分や汚れが残って、跡になりやすい
窓ガラス向かない油分が残るとギラつきの原因になりやすい

入浴剤が車に影響するかは、入浴剤ごとに成分が違うので一概に言えません。入浴剤のパッケージの注意書きに、洗濯や掃除への使い方が書かれていることもあるので、確かめてから使ってみてください。

水の量の目安も知っておこう

東京都水道局の案内では、車1台を洗うのに、ホースからの流し洗いでは約90リットル、バケツにくんで洗えば約30リットルとされています。

お湯を使うなら、バケツにくんで使うほうが量も温度も調整しやすいですよ。

洗車の手間が負担になってきたら

お湯を使うと冬の洗車はぐっと楽になりますが、それでも手入れが大変に感じることもありますよね。

洗っても傷や塗装の傷みが目立ってきた、手間や費用が負担になってきた、という時は、乗り続けるか手放すかを考え始める方もいます。

手放すことも考え始めた時に知っておきたいこと
  • 下取りだけでなく、買取店に売る方法もある
  • 売る前に洗車と車内の片付けをしておくと、状態を見てもらいやすい
  • いくつかのお店で査定額を比べると、今の車の相場が分かる
  • 修復歴や不具合は、査定の時に正直に伝える

先に今の車の相場を知っておくと、乗り続けるかどうかも判断しやすくなります。売る前の洗車のポイントは車の査定前に洗車はするべき?で紹介しています。

よくある相談:お湯で洗車することへの疑問

ここでは、ネットの相談サイトでよく見かける声を要約して紹介します。

相談1 冷たい季節は、お湯で洗ったほうがいいって本当?

冬に冷たい水で洗っていて、お湯のほうがいいと聞いたけれど本当か、という相談です。

回答のポイント

ぬるま湯なら、手が冷えずに丁寧に洗えるので、使ってみる価値はあります。汚れの落ち方が大きく変わるのは油っぽい汚れが中心で、砂ぼこりは水でもしっかり流せば落ちます。

相談2 熱いお湯をかけると、塗装やコーティングが傷む?

お湯で洗うとコーティングが剥がれる、塗装にダメージがあると聞いた、という相談です。

『せっかくのコーティングが落ちたら嫌だな』と思いますよね。

ぬるま湯ならいつもの洗車と大きくは変わりませんが、どの温度まで大丈夫かはコーティングの製品で違います。施工店の説明や製品の説明書を確かめ、熱いお湯は避けておきましょう。

相談3 入浴剤入りの残り湯で洗っても大丈夫?

入浴剤を入れたお風呂の残り湯で洗車してもいいか、という相談です。

「残り湯でも、ちゃんと洗える?」
「予洗いやタイヤならいいけど、最後は水道水で流そうね」

成分が残るのを避けるため、ボディの最後のすすぎにはきれいな水を使うのがおすすめです。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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ポイントは「今の車をどう手放すか」です。

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よくある質問

洗車にお湯を使うなら、何度くらいがいいですか?

車や製品で大丈夫な温度が違うため、この記事では数字は出していません。手を入れて熱いと感じないぬるま湯を目安にし、コーティング車は製品の説明書や施工店の説明を確かめてください。

温水洗車機と、普通の洗車機はどう違いますか?

機械の中で水を温めて噴射するかどうかの違いです。温度やコースの内容はお店や機械で違うので、店頭の案内で確かめてみてください。

凍ったフロントガラスにお湯をかけてもいいですか?

熱いお湯は急な温度の変化になるので避けましょう。エンジンをかけてデフロスターでゆっくり温めるなど、しっかり溶かしてから運転するのが安心です。

お湯で洗うと水シミは残りにくくなりますか?

温度だけで水シミの残りやすさは決まりません。日陰で洗う、乾く前にすすいで拭く、一度に洗う範囲を小さくする、といった基本のほうが効きます。

まとめ

温水洗車は、熱すぎないぬるま湯を、冬の洗車や油っぽい汚れに使うと便利です。

熱いお湯や凍った窓への使い方は避けて、最後はきれいな水ですすいで拭き上げましょう。手洗いの流れは手洗い洗車のやり方で紹介しています。

この記事の要点
  • お湯で洗車するなら、手を入れて熱くないぬるま湯が目安
  • お湯が楽になるのは冬の洗車と油っぽい汚れ
  • 夏の熱いボディと凍った窓ガラスには向かない
  • 残り湯は予洗いや足回りに使い、最後は水道水ですすぐ
  • コーティング車は製品の説明書や施工店の説明を確かめる
洗車ガイド

洗車ガイド 編集部

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