エンジンルームの掃除|洗車ついでにできる範囲と注意点

ボンネットを開けた乗用車のエンジンルームをタオルで拭いている手元

当サイトは国土交通省・環境省・国民生活センター・国税庁など公的機関や業界団体の公開情報と、一般的な洗車・車の手入れの方法をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の洗車場・店舗・商品を勧めるものではありません。洗車機や洗車場の設備・料金・コーティングの施工内容はお店によって異なります。洗剤やコーティング剤は製品の説明書の使い方を確かめてから使ってください。記事内には広告を含む場合があります。

洗車でボディをきれいにしたあと、ボンネットを開けたらほこりや落ち葉がたまっていた。そんな経験はありませんか。

結論から言うと、洗車のついでにエンジンルームを掃除するなら「拭き掃除が中心、水は控えめ」が基本です。どこまで自分でやるかは、水をかけてよい所と避けたい所を分けてから決めると安心です。

この記事では、そのチェックリストと、無理なくできる掃除の手順を紹介しますね。

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目次

洗車のついでにエンジンルームはどこまで掃除していい?

先に結論

洗車のついでなら、ボンネットの内側やエンジンルームのふちの汚れ、たまった落ち葉やほこりを取るくらいが無理のない範囲です。エンジンまわりを水で丸洗いするのは、仕組みが分からないうちは避けたほうが安心です。

『ボディと同じように、ホースで流せば早いのでは?』と思いますよね。

ただ、エンジンルームには電気の部品や配線、空気の取り込み口などが集まっています。車によって部品の位置や守られ方が違うので、水をかけていい範囲もまちまちなんです。

自分でやる範囲とお店に任せる範囲

作業自分でお店に相談
ボンネットの内側の拭き掃除向いているどちらでも
ふちやすき間の落ち葉・ほこり取り向いているどちらでも
樹脂カバーの表面の拭き掃除向いているどちらでも
エンジンまわりの水洗い・洗剤洗い慣れていないなら控える向いている
油汚れのひどい部分の洗浄控える向いている

迷った時は、拭いて落とせる範囲までを自分で、と決めておくと失敗しにくいですよ。

汚れの種類で落とし方を変える

エンジンルームの汚れは、場所によって中身がかなり違います。汚れの種類ごとに、無理のない落とし方を選んでみてください。

汚れたまりやすい場所落とし方の目安
落ち葉・小枝フロントガラス下のすき間、ふちの溝手で取り、細かい物はブラシで払う
砂ぼこり・花粉ボンネットの裏、カバーの上ブラシで払ってから、固く絞ったタオルで拭く
泥はねふちの下側、タイヤに近い所水を含ませたタオルで少しずつ拭く
油っぽい汚れエンジンのまわり無理に落とさず、お店に相談する

例えば、木の下に止めることが多い車なら、フロントガラス下のすき間に落ち葉がたまりやすいです。ここは水の通り道にもなっているので、洗車のたびにのぞいてみると安心ですよ。

季節ごとにたまりやすいもの

季節によっても、エンジンルームにたまる物は変わってきます。

  • 春は花粉や砂ぼこりが目立ちやすい(スギ花粉は2〜4月頃に多いとされ、時期は地域や年で違う)
  • 黄砂は春に多いものの、どの季節にも観測されている
  • 秋は落ち葉や木の実がすき間に入りやすい
  • 雪道を走ったあとは、下回りやタイヤまわりの汚れも気になる

季節の変わり目にボンネットを開けて見るだけでも、汚れがたまりすぎるのを防げます。

水をかけてよい所・避けたい所のチェックリスト

先に結論

水をかけてもよいか迷う所は、拭き掃除にとどめるのが無難です。どこが水に弱いかは車ごとに違うので、取扱説明書や整備工場で確かめておきましょう。

エンジンルームの洗車で一番大事なのは、水を当てる場所を選ぶことです。一般的な目安を、チェックリストにまとめてみました。

エンジンルームで水をかけてよい所と避けたい所を分けたチェックリストの図解
水を控えて拭き掃除にしたい所
  • バッテリーや配線、コネクターのまわり
  • ヒューズボックスなど電気の部品が入った箱
  • 空気を取り込む口のまわり
  • エンジンの真上や、熱を持ちやすい部分
  • 何の部品か分からない所
場所掃除のしかたの目安
ボンネットの裏側固く絞ったタオルで拭く
エンジンルームのふち・ゴムの部分拭き掃除。すき間の落ち葉を取る
フロントガラス下のすき間落ち葉やごみを手やブラシで取る
樹脂のカバーの表面汚れを拭き取る程度にする
電気の部品・空気の取り込み口水をかけない。乾いた布で軽く拭く

高圧の水を当てない

高圧洗浄機の強い水は、すき間の奥まで入り込みやすいです。エンジンルームに向けるのは避けておくのが安心です。

よくある失敗

走った直後の熱いエンジンに水をかけたり、手を入れたりするのは危ないです。エンジンを止めてしばらく置き、熱が下がってから作業してください。

洗車ついでにできるエンジンルームの掃除手順

先に結論

エンジンが冷えてから、乾いたごみを取る、拭く、すき間を整える、最後に液の量を見る、の順で進めます。ボディを洗い終わったあとにまとめてやると流れがスムーズです。

『どこから手をつければいいか分からない』という方も多いはずです。順番を決めておくと、短い時間でもすっきり仕上がりますよ。

掃除の流れ
  1. エンジンを止め、熱が下がるまで待つ
  2. ボンネットを開けて、落ち葉や大きなごみを手で取る
  3. ほこりをブラシでやさしく払う
  4. 固く絞ったタオルでボンネットの裏やふちを拭く
  5. 樹脂カバーの表面の汚れを拭き取る
  6. 最後に液の量や見た目の異常を確かめて閉める
洗車のついでにエンジンルームを掃除する6つの手順を並べた図解

ボンネットの開け閉めで気をつけること

ボンネットを開ける時は、支え棒などでしっかり固定されているかを確かめてから手を入れましょう。閉める時は、手や指、タオルをはさまないように気をつけてください。

「ボンネット、ちゃんと閉まってる?」

「上から軽く押して、浮いていないか見ておくね」

閉めたあとに浮いていないかを確かめるのも、忘れずにしておきたいところです。

洗剤を使う時の注意

ボディ用のカーシャンプーをエンジンルームに使っていいかは、製品の用途表示で確かめてください。エンジンルーム用と書かれた洗浄剤もあります。

どの洗剤も、製品の説明書の使い方と注意書きを守るのが前提です。手袋をして、使ったあとは成分が残らないように拭き取っておきましょう。

掃除のついでに点検もできる

国土交通省の日常点検の項目には、ブレーキ液の量、冷却水の量、エンジンオイルの量、バッテリ液の量、ウィンド・ウォッシャ液の量など、エンジンルームで見られるものが入っています。

ウォッシャ液は、空のままスイッチを入れるとポンプが壊れることがあると案内されています。掃除のついでに量を見ておくと安心です。

補足

点検の結果、何か変だなと感じた時は、整備工場などで点検整備を受けるよう国土交通省も案内しています。自分で判断できない時は相談してみてください。

お店に頼む時に確かめること

油汚れが気になる時や、水を使ってしっかり洗いたい時は、お店に頼む方法もあります。ガソリンスタンドやカー用品店、整備工場、販売店などで、エンジンルームの清掃をメニューにしている所があります。

料金は、作業の範囲や車の大きさ、使う洗浄剤などで決まります。頼む前に、次のような点を聞いておくと安心です。

お店で聞いておきたいこと
  • 水や洗浄剤をどこまで使うのか
  • 電気の部品をどう守って作業するのか
  • 作業のあとにエンジンの状態を確かめてくれるか
  • 料金と、作業にかかる時間

自分で拭き掃除をして、手に負えない汚れだけお店に任せる、という使い分けもできますよ。

洗車でエンジンルームについての知恵袋によくある相談

先に結論

知恵袋では「洗車でエンジンルームに水が入った」「洗車の時エンジンルームも掃除する?」「水をかけても平気なのに、なぜ水没すると壊れる?」という相談がよく読まれています。

ここでは、洗車とエンジンルームについて多く読まれている相談を要約して紹介します。車種などの固有名は伏せています。

「洗車したらエンジンルームに水が入っていた。大丈夫?」

とても多く読まれている相談です。『壊れたらどうしよう』と心配になりますよね。

洗車の水がボンネットのすき間から少し入ること自体は、雨の日の走行と同じように起こりえます。いつもどおりエンジンがかかり、警告灯もつかないなら、まずは様子を見る人が多いです。

ただ、かかりが悪い、警告灯がつく、においや音がいつもと違う、という時は整備工場で見てもらってください。

「洗車の時、エンジンルームも掃除しますよね?」

人に話したら変わっていると言われた、という相談です。

エンジンルームまで手入れするかは人それぞれです。ボンネットの裏を拭く程度ならやる人も多く、落ち葉や汚れに早く気づけるのは良いことですよ。

「洗車のたびにボンネットまで開けるの?」

「全部じゃないけど、落ち葉がたまっていないかだけは見てるよ」

これくらいの気軽さで続けるのが、ちょうどいい付き合い方かもしれません。

「水をかけても平気なのに、なぜ水没すると壊れるの?」

洗車の水と水没では、水の量も、入り込む場所もまったく違います。水没では、ふだん水が届かない所まで水につかってしまいます。

なので「洗車で平気だったから、水に強い」とは考えないほうがよいでしょう。

「エンジンルームはボディ用の洗剤で洗ってもいい?」

ふだん使っているカーシャンプーで、そのまま洗っていいかという相談です。

ボディ用のシャンプーが、エンジンルームにも使えるかは製品によって違います。用途表示を見て、書かれていない場所には使わないのが安心です。

洗剤を使う場合も、電気の部品や空気の取り込み口にはかけないようにして、拭き取りで仕上げてみてください。

相談答えのポイント
ボディ用の洗剤でいい?用途表示を確かめる。使う時も拭き取りで仕上げる
洗車で水が入ったいつもどおりなら様子見。異常があれば整備工場へ
エンジンルームも掃除する?拭き掃除程度なら無理なくできる
水没だとなぜ壊れる?水の量も場所も洗車とは違う

きれいにしておくと手放す時にも役立つ

先に結論

エンジンルームは、点検や売る時の査定でボンネットを開けて見られる場所です。ふだんから汚れをためずにおくと、状態を見てもらいやすくなります。

洗車のついでに見ておきたい場所は、ほかにもあります。ドアの内側の汚れの落とし方や車の窓ガラスの拭き方もあわせてどうぞ。

車を売る時の査定では、外装や内装だけでなく、機能の状態なども確かめられます。エンジンルームをきれいにしたからといって査定額が上がると決まっているわけではありませんが、汚れの下に隠れた傷みにも自分で気づきやすくなります。

手入れを続けても傷や塗装の傷みが目立ってきた、手間や費用が負担になってきた。そんな時は、今の車を手放すことも選択肢になります。

その時は、販売店の下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。売る前に洗車と車内の片付けをしておくと状態を見てもらいやすく、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすくなりますよ。

査定を受ける時は、修理したことや気になる不具合を正直に伝えておくと、あとで話がこじれにくくなります。掃除の時に気づいた液のにじみや異音なども、メモしておくとよいでしょう。

査定前の準備は車の査定前に洗車はするべき?でまとめています。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

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よくある質問

洗車でエンジンルームに水をかけてもいいですか?

電気の部品や空気の取り込み口など、水を控えたい所があります。仕組みが分からないうちは、拭き掃除にとどめるのが安心です。

エンジンルームの掃除はどのくらいの頻度ですればいいですか?

決まった頻度はありません。洗車のついでにボンネットを開けて、落ち葉やほこりがたまっていたら取る、くらいで十分です。

ボディ用のシャンプーで洗ってもいいですか?

製品の用途表示で、エンジンルームに使えるかを確かめてください。使う時は説明書の注意書きを守り、成分が残らないように拭き取ります。

エンジンルームの掃除は、エンジンが温かいうちのほうが汚れが落ちやすいですか?

走った直後のエンジンまわりは熱くなっていて、やけどのおそれがあります。エンジンを止めてしばらく置き、熱が下がってから作業してください。

掃除のあとエンジンのかかりが悪くなりました。

水が入った場所によっては影響が出ることもあります。無理に動かし続けず、整備工場で点検してもらってください。

まとめ

この記事の要点
  • 洗車ついでのエンジンルームの掃除は拭き掃除が中心
  • 電気の部品や空気の取り込み口には水をかけない
  • エンジンが冷えてから、ごみ取り、拭き掃除、点検の順に進める
  • 洗剤は用途表示と説明書を確かめてから使う
  • 異常を感じたら整備工場で点検してもらう
洗車ガイド

洗車ガイド 編集部

洗車のやり方、洗車機や洗車場の使い方、洗車道具の選び方、コーティングの種類と考え方、汚れや傷の落とし方、売る前・手放す前の車の手入れまで、今乗っている車をきれいに保つための情報をまとめているサイトです。 公式サイト

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