夏の洗車|日陰を作る工夫と炎天下を避ける時間帯

建物の影の中で車を泡で洗っている人の後ろ姿と、夏の洗車の記事タイトル

当サイトは国土交通省・環境省・国民生活センター・国税庁など公的機関や業界団体の公開情報と、一般的な洗車・車の手入れの方法をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の洗車場・店舗・商品を勧めるものではありません。洗車機や洗車場の設備・料金・コーティングの施工内容はお店によって異なります。洗剤やコーティング剤は製品の説明書の使い方を確かめてから使ってください。記事内には広告を含む場合があります。

真夏の休日、車を洗い始めたら、泡も水滴もあっという間に乾いてしまった。『拭く前に乾いて、シミだらけになった…』という経験をした方も多いはずです。

結論から言うと、夏の洗車は「日陰を作る」か「日差しの弱い時間を選ぶ」のどちらかで、失敗がぐっと減ります。

この記事では、洗車で日陰を作る方法と、季節ごとの時間帯の目安、水シミを防ぐ洗い方を紹介しますね。

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目次

夏の洗車は「日陰」と「時間帯」で決まる

先に結論

炎天下で洗うと、ボディが熱くなって水や泡がすぐ乾き、水シミや洗剤の跡が残りやすくなります。日陰を作るか、日差しが弱い朝や夕方に洗うのが基本です。

『天気がいいから、今日こそ洗車日和!』と思いますよね。

実は、夏の晴れた昼間は、洗車にはいちばん難しい時間なんです。

炎天下の洗車で起きやすいこと

真夏の日なたで洗うと、次のような困りごとが起きやすくなります。

起きやすいこと理由その後どうなる?
泡が乾くボディが熱く、泡の水分がすぐ飛ぶ洗剤の跡が残りやすい
水滴が乾く拭き上げる前に蒸発する水シミ(輪じみ)が残りやすい
作業を急ぐ乾く前に終わらせようと焦るこすりすぎて細かい傷の原因に
体が疲れる日差しと照り返しが強い集中力が落ちて作業が雑になる

特に濃い色の車は、日差しを受けてボディが熱くなりやすいと言われます。

濃い色の車の洗い方は黒い車の洗車でくわしく紹介しています。

炎天下の洗車で泡や水滴が乾いて水シミや傷の原因になる流れと、日陰を作る・時間帯を選ぶ対策を示した図解

洗車で日陰を作る方法

先に結論

日陰を作る方法は「建物の影を使う」「屋根のある場所で洗う」「タープなどで日よけを張る」の3つです。自宅の環境に合うものから選んでみてください。

『うちの駐車場は日陰がないから無理…』と思った方もいるはずです。

ただ、日陰は「ある場所を探す」だけでなく、「時間で作る」「道具で作る」こともできるんです。

方法向いている人気をつけたいこと
建物や塀の影を使う時間によって駐車場に影ができる家影が動くので、洗う面の順番を影に合わせる
カーポートや屋根の下で洗う屋根つきの駐車場がある人屋根の柱や壁に水や泡をかけすぎない
タープなどで日よけを張る自宅の敷地に広さがある人風で飛ばないように固定する。車に当たらないように張る
屋根のある洗車場を使う自宅で日陰を作れない人場内の案内や利用のルールを守る

影の動きを読む

建物の影は、時間とともに動いていきます。

午前と午後で、駐車場のどこに影が落ちるかを一度見ておくと、洗車の時間を決めやすくなりますよ。

影を使って洗う時のチェック
  • 洗い始める前に、影がこれからどちらへ動くか見ておく
  • 影が早くなくなる面から先に洗う
  • ボディの一部だけ日なたの時は、その面を最後に回す
  • 屋根やボンネットが熱くないか、手で軽く触って確かめる

タープで日よけを張る時の注意

タープや日よけを張る時は、風にあおられて車に当たらないよう、しっかり固定しましょう。

柱やペグが車のボディに近すぎると、作業中に体や道具をぶつけることもあります。

道路や隣の家にはみ出さないように張るのも、ご近所への大切な配慮です。

木の下の日陰は少し注意

『木陰なら涼しくてちょうどいい』と思いますよね。

ただ、木の下は鳥のふんや樹液、葉っぱが落ちてきやすい場所でもあります。

せっかく洗った車に、すぐ汚れが付いてしまうこともあるんです。

木陰で洗う時は、洗い終わったら早めに車を移動させると安心です。鳥のふんが付いてしまった時の落とし方は鳥のフンの落とし方で紹介しています。

季節ごとの洗車の時間帯の目安

ここが大事なところです

洗車に向く時間帯は、季節で変わります。夏は「朝早めか夕方」、冬は「日が高い昼間」と、真逆になるのがポイントです。

『結局、何時ごろに洗えばいいの?』と気になりますよね。

日の出や日の入りの時刻は地域や時期で違うので、ここでは時計の時刻ではなく、日差しの様子で目安をまとめました。

季節洗車に向く時間帯避けたい時間帯ひと言
春日差しがやわらかい午前中風が強い時間黄砂や花粉は乾いたまま拭かない
夏朝の早い時間、日が傾いた夕方日差しが強い昼前後日陰を作れれば昼間でも洗いやすい
秋日中の大半日が沈む直前いちばん洗車しやすい季節
冬日が高い昼間夕方から夜洗った水が凍らないよう早めに終える
季節ごとに洗車に向く時間帯と避けたい時間帯を日差しの様子で示した図解

夏の朝と夕方、どっちがいい?

夏の朝は、ボディが冷えていて水シミができにくいのがよいところです。

ただ、朝露やほこりがボディに付いていることもあるので、予洗いをしっかりしましょう。

夕方は日差しが弱まって作業しやすい一方、暗くなるのが早い日は拭き残しに気づきにくくなります。夜の洗車の注意は夜に洗車してもいい?で紹介しています。

早朝や夜に洗う時のご近所への配慮

朝早くや夜に自宅で洗車する時は、音や水はねにも気をつけたいところです。

ドアの開け閉め、ブロワーや高圧洗浄機の音は、静かな時間帯ほど響きます。

「朝の洗車、音がうるさくないかな」
「機械を使うのは、もう少し明るくなってからにしようか」

こんなふうに、音の出る道具を使う時間をずらすだけでも、気持ちよく続けられます。

夏の洗車の手順と水シミ対策

先に結論

夏の洗車は「面ごとに洗ってすぐすすぐ」「すすいだらすぐ拭く」が基本です。全体に泡をのせてから一気に流す洗い方は、夏には向きません。

ここでは、夏に水シミを残さないための手順を紹介しますね。

夏の洗車の手順
  1. 日陰を作るか、日差しの弱い時間に車を停める
  2. ボディが熱い時は、水をかけて冷ましてから始める
  3. 屋根から下へ、水で流して砂やほこりを落とす(予洗い)
  4. 屋根、ボンネット、側面と面ごとに泡で洗い、すぐにすすぐ
  5. 乾きそうな面には、こまめに水をかけて湿らせておく
  6. 全体をすすいだら、上から順にすぐ拭き上げる

拭き上げのコツは洗車の拭き上げのやり方にまとめています。

白い車でも油断しない

『白い車なら、夏でも水シミは目立たないかな』と思うかもしれません。

確かに濃い色より目立ちにくいことはありますが、乾いた水滴の跡が付くこと自体は同じです。

色に関係なく、面ごとにすすいですぐ拭き上げる流れを守ってみてください。

道具も日陰に置いておく

夏は、車だけでなく洗車の道具も熱くなります。

日なたに置いたバケツの水はぬるくなり、スポンジやタオルも乾いてごわつきやすくなります。

夏の道具の置き方
  • バケツやシャンプーは日陰に置いておく
  • タオルは乾いたものを日陰で待機させる
  • ホースが日なたにあった時は、最初の水を少し流してから使う
  • 使い終わったスポンジは、すすいで日陰で干す

ホースに残っていた水は、日なたで温まっていることがあります。手に当てて確かめてから、車にかけてみてください。

洗車の水の量にも目を向けて

夏は水を流しっぱなしにしがちですよね。

東京都水道局の目安では、車1台を洗うのに、ホースから流し洗いすると約90リットル、バケツにくんで洗えば約30リットルとされています。

予洗いとすすぎはホース、泡で洗う時はバケツの水を使う、と分けると無駄が減らせます。

暑い日に体を守る工夫

夏の洗車は、車だけでなく自分の体にも気を配りたいところです。

環境省は、気温・湿度・日差しなどを取り入れた「暑さ指数」を公開していて、28(厳重警戒)を超えると体調を崩す人が大きく増えると案内しています。

暑い日の洗車で気をつけたいこと
  • 洗車の前に、環境省の暑さ指数の予報を見ておく
  • 飲み物を手の届く所に置き、こまめに休む
  • 帽子をかぶり、濡れても動きやすい服装にする
  • 暑さの警戒が呼びかけられている日は、洗車を別の日にする

暑さ指数は環境省の暑さ指数のページで確かめられます。

夏の洗車でよくある失敗

暑い日は、ついやってしまいがちな失敗があります。

よくある失敗
  • 全体に泡をのせてから、まとめて流そうとする
  • 熱くなったボンネットに、いきなりシャンプーをかける
  • 拭き上げのタオルが足りず、途中で水滴が乾く
  • 日なたに停めたまま、ガラスの撥水剤を塗る

どれも「乾くスピード」に作業が追いつかないことが原因です。

洗う範囲を小さく区切るだけで、ずいぶん楽になりますよ。

よくある相談:夏の洗車で迷う声

ここでは、ネットの相談サイトに寄せられている夏の洗車にまつわる声から、よく見られるものを要約して紹介します。

相談1 自分で手洗いしたら、かえってシミができてしまった

手洗い洗車をしたら、洗う前よりシミが目立つようになった、という相談です。

夏の日なたで洗うと、すすぎや拭き上げの前に水滴が乾いてしまい、跡が残ることがあります。

回答のポイント

次からは、日陰を作るか朝や夕方に洗い、面ごとにすすいですぐ拭き上げてみてください。残ってしまったシミは、強くこすらず、落とし方を確かめてから手入れしましょう。くわしくは水垢の落とし方で紹介しています。

相談2 新車の初めての洗車が、炎天下になってしまった

初めての洗車がたまたま炎天下になり、手早く洗い流したけれど大丈夫か心配、という相談です。

『新車なのに、傷めてしまったかも…』と不安になりますよね。

一度の洗車ですぐに傷むと決まっているわけではありません。

気になる跡が残っていないか、日陰で明るい光の下で見てみてください。跡が気になる時は、自分で磨かずに、お店で状態を見てもらうと安心です。

相談3 早朝に洗車する時、ご近所にどこまで気をつける?

近所で朝早くに洗車をする人がいて気になる、という相談もありました。

洗車をする側になった時も、同じように感じる人がいることを覚えておきたいですよね。

音の出る道具は明るくなってから使う、水が隣の敷地や道路に飛ばないようにする、といった気づかいがあると安心です。

夏の手入れが負担になってきたら

日差しの強い季節は、どうしても塗装の色あせやシミが目立ちやすくなります。

手入れを続けても傷みが目立ってきた、手間や費用が負担になってきた、という時は、乗り続けるか手放すかを考え始める方もいます。

下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。いくつかのお店で査定額を比べると今の車の相場が分かり、判断しやすくなります。

売る前に洗車と車内の片付けをしておくと、状態を見てもらいやすいです。

小さな傷を自分で直そうとして広げないこと、修復歴や不具合は正直に伝えることも大切です。売る前の洗車のポイントは車の査定前に洗車はするべき?で紹介しています。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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よくある質問

夏の洗車は、何時ごろがいいですか?

日の出や日の入りは地域や時期で違うので、時刻より日差しの様子で選ぶのがおすすめです。朝の早い時間か、日が傾いた夕方が洗いやすい時間帯です。

日陰がない駐車場では、どうやって洗車すればいいですか?

建物の影ができる時間を選ぶ、タープなどで日よけを作る、屋根のある洗車場を使う、といった方法があります。

夏に洗車機を使っても水シミはできますか?

洗車機のあとに拭き上げをせず日なたに置くと、水滴が乾いて跡が残ることがあります。洗車機を使った時も、日陰で早めに拭き上げておくと安心です。

夏はワックスやコーティング剤を使ってもいいですか?

使うことはできますが、ボディが熱い時は使えない製品もあります。説明書の使用条件を確かめ、日陰でボディが冷えている時に作業してみてください。

まとめ

夏の洗車は、日陰を作るか、日差しの弱い時間を選ぶのが基本です。

面ごとに洗ってすぐすすぎ、すぐ拭き上げれば、水シミはぐっと減らせます。洗車の基本の流れは洗車の基本にまとめています。

この記事の要点
  • 炎天下では泡や水滴がすぐ乾き、水シミや傷の原因になりやすい
  • 日陰は建物の影・屋根のある場所・タープなどで作れる
  • 夏は朝早めか夕方、冬は日が高い昼間と、季節で洗う時間を変える
  • 面ごとに洗ってすぐすすぎ、すぐ拭き上げる
  • 暑さ指数を確かめ、体を守りながら洗う
洗車ガイド

洗車ガイド 編集部

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