洗車の順番|どこから洗う?上から下への基本の手順

車の屋根から下へ泡と水が流れ落ちる様子と、洗車の順番を紹介する記事タイトル

当サイトは国土交通省・環境省・国民生活センター・国税庁など公的機関や業界団体の公開情報と、一般的な洗車・車の手入れの方法をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の洗車場・店舗・商品を勧めるものではありません。洗車機や洗車場の設備・料金・コーティングの施工内容はお店によって異なります。洗剤やコーティング剤は製品の説明書の使い方を確かめてから使ってください。記事内には広告を含む場合があります。

いざ洗車を始めようとしたら、『屋根から?タイヤから?シャンプーの後に何をするんだっけ?』と手が止まってしまう。そんな経験、ありませんか?

結論から言うと、洗車の順番は「ホイールを先に、ボディは上から下へ、乾く前に拭く」が基本です。鉄粉取りやコーティングを足す時も、この流れの間に入れていくだけなんです。

この記事では、洗車の手順を流れの表で示して、それぞれの順番の理由まで紹介します。

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目次

洗車の手順は「予洗い、洗う、すすぐ、拭く、仕上げ」の5段階

先に結論

洗車の手順は、大きく5つの段階に分けると覚えやすくなります。予洗いで砂を流し、泡で洗い、すすいで、乾く前に拭き、必要なら仕上げをする。この順番を崩さないことが、傷と水の跡を減らすコツです。

『手順を調べると、人によって言っていることが違う…』と迷う方も多いですよね。

細かい所はやり方によって違いますが、大きな流れはほとんど同じです。まずは全体の流れを表で見てみましょう。

段階やることこの段階の目的次に進む目安
準備日陰に止める・道具を並べる水やシャンプーが乾きにくい状態をつくるボディが熱くないのを手で確かめた
1. 予洗いホイールを洗い、ボディ全体を水で流す砂やほこりを先に落とす屋根からドアの下まで流し終えた
2. 洗う泡で屋根から下へ洗うこすらずに汚れを浮かせる1面ごとに泡が行き渡った
3. すすぐ上から水で泡を流す泡やシャンプーを残さないすき間から泡が出てこなくなった
4. 拭く上から拭き上げる水の跡を残さないボディに水滴が見えなくなった
5. 仕上げガラス・すき間・必要ならコーティング細かい所を整える光を当てて拭き残しがない
洗車の手順を準備・予洗い・洗う・すすぐ・拭く・仕上げの段階に分けた流れの時間軸の図解

『この表、思ったよりシンプル』と感じたかもしれませんね。

実は、洗車の順番で大切なのは、細かい作業の数より「前の段階を終えてから次へ進む」ことなんです。

段階ごとに「次へ進む目安」を決めておく

洗車で失敗しやすいのは、予洗いを途中で切り上げたり、すすぎ残したまま拭き始めたりした時です。

表の右の列にある「次に進む目安」を意識すると、どこで手を抜きやすいかが分かります。

例えば、こんなふうに声に出して確かめるのもおすすめです。

「屋根からドアの下まで、全部流したかな」

「すき間から、もう泡は出てこないね」

かかる時間は段取りで変わる

洗車全体にどのくらいの時間がかかるかは、車の大きさや汚れ具合、道具の準備でかなり変わります。

最初の何回かは、段階ごとにかかった時間をメモしておくと、自分の車ならどこで時間がかかるのかが見えてきます。

時間を短くする工夫は洗車にかかる時間|方法別の所要時間と短くするコツで紹介しています。

どこから洗う?ホイールを先にする理由

先に結論

ホイールとタイヤは、ボディより先に洗うのがおすすめです。ホイールの汚れはボディより強く、洗った時に飛び散った汚れを、後のボディの予洗いでまとめて流せるからです。

『汚れがいちばん強いのは下だから、最後でいいのでは?』と考える方も多いはずです。

ボディの中では上から下が基本ですが、ホイールとタイヤだけは別に考えます。

洗う順番よいところ気をつけたいこと
ホイールを先に洗う飛び散った汚れをボディと一緒に流せるホイール用の道具をボディに使わない
ホイールを最後に洗うボディ用の道具と混ざりにくい洗ったボディに汚れが飛び散りやすい

どちらでも洗車はできますが、仕上がりを考えると「ホイールが先」のほうが、二度手間が少なくなります。

ホイール用とボディ用の道具は分ける

ホイールには、ブレーキの粉や道路の汚れがたくさんついています。

ホイールを洗ったスポンジやブラシをボディに使うと、その汚れでボディに傷をつけてしまうことも。

色や置き場所を分けて、取り違えないようにしておきましょう。ホイールの洗い方はホイールの洗い方|ブレーキダストを落とす手順と道具で紹介しています。

ボディは上から下へが基本

ボディを洗う時は、屋根、ガラス、ボンネットとトランク、側面の上半分、側面の下半分、の順番に進めます。

上から洗うと、汚れた水は下へ流れていきます。下から洗ってしまうと、洗った所に上からの汚れた水が流れてきて、もう一度洗うことになってしまうんです。

ボディを洗う順番
  1. 屋根
  2. フロントガラス・リアガラス・横の窓
  3. ボンネットとトランク
  4. 側面の上半分(ドアの窓の下あたりまで)
  5. 側面の下半分とバンパー
  6. ドアの下やタイヤの周りなど、いちばん汚れやすい所

予洗いから拭き上げまで、順番の理由

ここが大事なところです

洗車の手順には、一つひとつ理由があります。理由が分かると、天気や汚れに合わせて順番を少し変えたい時も、迷わず判断できるようになります。

ここでは、それぞれの段階でなぜその順番なのかを見ていきます。

予洗いを最初にする理由

予洗いは、ボディについた砂やほこりを、スポンジで触る前に流しておくための工程です。

砂がついたままスポンジでこすると、その粒をボディの上で引きずって、細かい傷をつけてしまうことがあります。

屋根から下へ、すき間やドアの下まで、たっぷりの水で流しておきましょう。くわしくは予洗いのやり方|洗車傷を減らすための最初の一手を読んでみてください。

洗ってからすぐすすぐ理由

シャンプーの泡がボディの上で乾くと、跡になって残ることがあります。

特に晴れた日や風の強い日は、泡が乾くのが早くなります。全体を洗ってからまとめてすすぐより、区切ってすすぐほうが安心な日もあるんです。

拭き上げも上から下へ

拭き上げの順番も、洗う時と同じで上から下へが基本です。

下から拭くと、上から垂れてきた水で、拭いた所がまた濡れてしまいます。

拭き上げの前に確かめたいこと
  • すき間からまだ泡や水が出てきていないか
  • 拭き上げ用のタオルは十分な枚数があるか
  • タオルに砂がついていないか
  • ミラーの付け根やドアのすき間の水を先に出したか

拭き上げのコツは洗車の拭き上げのやり方|水シミを残さないコツで詳しく紹介しています。

仕上げは最後にまとめて

窓ガラスの拭き跡や、ドアの内側のふち、給油口のふたの中など、細かい所は最後にまとめて仕上げます。

ドアを開けると内側に水がたまっていることがあり、そのまま走り出すと外側に筋になって垂れることも。最後にぐるっと一周して、垂れてきた水を押さえておくと安心です。

洗車で屋根から下へ洗い、上から拭き上げ、最後にすき間とガラスを仕上げる順番を示した図解

鉄粉取り・水垢取り・コーティングを入れる時の順番

先に結論

鉄粉取りや水垢取り、コーティングなどを足す時は「汚れを落とす作業を先に、守る作業を最後に」と覚えておくと迷いません。ただし、製品の説明書で順番が決められている時は、そちらを優先してください。

『シャンプーのほかにも、鉄粉取りや水垢取り、撥水剤まで買ったけど、どの順番で使えばいいの?』と迷いますよね。

基本の考え方は、汚れを落とす物を先に、表面を守る物を後に使うことです。

順番の目安作業ひと言
1シャンプー洗車まずはふつうの汚れを落とす
2鉄粉取りシャンプーで落ちないざらつきを落とす
3水垢取りこびりついた水の跡を落とす
4ガラスの油膜取り窓のギラつきを落とす
5もう一度すすいで拭き上げる落とした汚れや薬剤を残さない
6ワックス・コーティング・撥水剤乾いた状態で、説明書の使い方を守る

洗剤やケミカルを使う時は、製品の使い方と注意書きを守ることが大切です。手袋の着用や、目に入った時の対処も、製品の表示に従ってください。

鉄粉取りと水垢取りはどちらが先?

鉄粉取りと水垢取りの順番は、使う製品やボディの状態によっても変わります。

迷った時は、ざらつきを先に取ってから、こびりついた跡を落とす、という流れにすると、後の作業がやりやすくなることが多いです。

鉄粉取りのやり方は鉄粉除去のやり方|粘土とケミカルの使い分けと順番、水垢の落とし方は水垢の落とし方|種類別に選ぶ洗車での落とし方で紹介しています。

ワックスとコーティングは同時に使う?

ワックスとコーティング剤を重ねて使う人もいますが、組み合わせによっては相性が良くないこともあります。

重ねて使う時は、それぞれの製品の説明書で、ほかの製品と一緒に使えるかを確かめてから使いましょう。違いはワックスとコーティングの違い|どちらを選ぶかの判断で紹介しています。

毎回全部やらなくていい

鉄粉取りや水垢取りは、毎回の洗車でやる作業ではありません。

『順番を守らなきゃ』と思うと、洗車そのものが負担になってしまいますよね。

ふだんはシャンプー洗車と拭き上げだけにして、ざらつきや跡が気になってきた時に足す、くらいの気持ちで大丈夫です。

暑い日・汚れがひどい日の順番の変え方

先に結論

暑い日や風の強い日は、車全体を洗ってから拭くと、最後の面が乾いてしまいます。そんな日は、1面ずつ「洗う、すすぐ、拭く」をくり返すやり方に切り替えましょう。

『夏に洗車すると、どうしても水の跡が残る』という方も多いですよね。

基本の順番はそのままに、区切り方を変えるだけで、ずっと楽になります。

全体を洗ってから拭く
  • 曇りの日や涼しい日に向いている
  • 流れがシンプルで覚えやすい
  • 道具の持ち替えが少ない
1面ずつ洗って拭く
  • 暑い日や風の強い日に向いている
  • 乾く前に拭けるので跡が残りにくい
  • 道具の持ち替えが増えるので段取りが大切

パネルごとに区切る順番の例

1面ずつ洗う時も、上から下へという考え方は同じです。

暑い日の区切り方の例
  1. ホイールとタイヤを洗う
  2. ボディ全体を水で流す(予洗い)
  3. 屋根を洗って、すすいで、拭く
  4. ボンネットとフロントガラスを洗って、すすいで、拭く
  5. 片側の側面を洗って、すすいで、拭く
  6. 後ろの面とトランクを洗って、すすいで、拭く
  7. 反対側の側面を洗って、すすいで、拭く
  8. 最後にすき間とガラスを仕上げる

暑い時期は熱中症にも気をつけたいところです。環境省の熱中症予防情報サイトで暑さ指数(WBGT)を確かめて、朝や夕方の涼しい時間を選びましょう。夏の洗車のコツは夏の洗車|炎天下を避ける時間帯と水シミ対策で紹介しています。

セルフ洗車場で洗う時の順番

セルフ洗車場では、高圧の水が出る時間が区切られていることが多いですよね。

『時間内に終わらせなきゃ』と焦ると、予洗いを短くしてしまいがちです。そこで、水を使う作業と使わない作業を分けて考えると、順番が組みやすくなります。

タイミングやること
水を出す前道具を並べる・シャンプー液を作る・ミラーをたたむ
水を出している間ホイールとボディの予洗い・泡で洗う・すすぎ
水を止めた後拭き上げスペースへ移動して、上から拭き上げる
最後にガラス・すき間・ドアの内側を仕上げる

水を出している間は「流す、洗う、すすぐ」に集中して、拭き上げは水を止めてからにする。こう決めておくだけで、時間を気にしながらでも順番を崩さずに済みます。手順はセルフ洗車のやり方|セルフ洗車場で迷わない手順でも紹介しています。

洗車機を使う時の順番

洗車機の中で洗う順番は、機械が決めてくれます。

自分でやるのは、入れる前の準備と、出た後の拭き上げと仕上げです。

洗車機の前後でやること
  • 入れる前にミラーをたたみ、窓をしっかり閉める
  • 泥がひどい時は、先に足回りを水で流しておく
  • 出た後は、上から拭き上げる
  • 最後にすき間やドアの内側の水を拭く

泥や虫がひどい日は「先に部分洗い」

泥はねや虫の汚れがひどい時は、全体を洗う前に、その部分だけ先にふやかしておくと楽になります。

例えば、高速道路で遠出した後なら、フロントの虫に水を含ませた布をのせておき、その間にホイールを洗う、という順番にすると時間をむだにしません。

傷や塗装の傷みが気になってきたら

手順を守って手入れを続けていても、傷や塗装の傷みが目立ってきたり、洗車の手間や費用が負担になってきたりすることもあります。買い替えを考え始めた時は、販売店の下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。

売る前にやっておきたいこと

売る前に洗車と車内の片付けをしておくと、今の状態を見てもらいやすくなります。小さな傷を自分で直そうとして広げないこと、修復歴や不具合は正直に伝えることも大切です。先に今の車の相場を知っておくと、乗り続けるか手放すかを判断しやすくなります。

売る前にどこまで洗うかは車の査定前に洗車はするべき?きれいにしておく所と気にしなくていい所で紹介しています。

よくある相談:洗車の順番でみんなが迷うこと

ここでは、ネットの相談サイトに寄せられている洗車の順番にまつわる相談から、よく見られるものを要約して紹介します。

相談1 シャンプー・鉄粉取り・水垢取り・コーティング・油膜取り・撥水剤、どの順番?

いろいろな洗車用品をそろえたけれど、どの順番で使えばいいか分からないという相談です。

用品が増えるほど、順番に迷いますよね。

回答のポイント

「汚れを落とす物が先、守る物が後」と考えると整理しやすくなります。シャンプー、鉄粉取り、水垢取り、ガラスの油膜取りの順に汚れを落とし、すすいで拭き上げてから、コーティングや撥水剤を使う流れです。製品の説明書で順番や組み合わせが決められている時は、そちらに従ってください。

相談2 夏に手洗いする時の、パネルごとの洗い方の手順は?

夏場の手洗い洗車で、パネルごとに洗うとよく聞くけれど、具体的な手順を知りたいという相談です。

暑い日は泡や水がすぐ乾くので、区切って洗うやり方が向いています。

屋根、前、片側の側面、後ろ、反対側の側面、のように分けて、1面ずつ「洗う、すすぐ、拭く」をくり返してみてください。上から下へという順番は、区切った中でも同じです。

相談3 拭き上げは、タオルが先?ブロワーが先?

拭き上げの時に、吸水クロスで拭いてから残りをブロワーで飛ばすか、ブロワーで大部分を飛ばしてからクロスで拭くか迷っているという相談です。

どちらのやり方をする人もいます。

順番を決める時の考え方
  • すき間やミラーの付け根の水は、ブロワーで先に出しておくと後から垂れにくい
  • 広い面は、タオルで押さえて拭くほうが早く終わることが多い
  • ブロワーで砂を巻き上げないよう、地面の近くでは向きに気をつける

ブロワーの使い方はブロワーで洗車の水切り|タオルとの使い分けで紹介しています。

洗車に鉄粉取り・水垢取り・油膜取り・コーティングを足す時の順番を示した図解

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

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よくある質問

洗車はどこから洗い始めればいいですか?

ホイールとタイヤを先に洗い、その後にボディを屋根から下へ洗うのがおすすめです。ホイールの汚れが飛び散っても、後のボディの予洗いでまとめて流せます。

洗車の手順で、いちばん大事な工程はどこですか?

予洗いです。砂やほこりをたっぷりの水で流してから洗うことで、スポンジで砂を引きずって傷をつけることを減らせます。

ワックスやコーティングは、洗車のどの順番で使いますか?

汚れを落とす作業をすべて終えて、すすいで拭き上げた後に使います。使う量や拭き取り方は、製品の説明書を守ってください。

拭き上げも上から順番に拭きますか?

はい、拭き上げも上から下へが基本です。下から拭くと、上から垂れてきた水で拭いた所がまた濡れてしまいます。

暑い日も同じ順番で洗っていいですか?

上から下へという順番は同じです。ただ、暑い日は泡や水がすぐ乾くので、車全体を洗ってから拭くのではなく、1面ずつ洗って、すすいで、拭くやり方に切り替えると跡が残りにくくなります。

鉄粉取りや水垢取りは毎回やるべきですか?

毎回やる作業ではありません。ふだんはシャンプー洗車と拭き上げだけにして、ざらつきや跡が気になってきた時に足すくらいで大丈夫です。

まとめ

洗車の順番は、ホイールを先に、ボディは上から下へ、乾く前に拭く。予洗い、洗う、すすぐ、拭く、仕上げの5段階を意識すれば、迷わずに洗えます。

洗車の全体像は洗車の基本|方法の選び方と失敗しないポイント、初めての方は初めての洗車|最初にそろえる物と失敗しない手順もあわせて読んでみてください。

この記事の要点
  • 洗車の手順は予洗い、洗う、すすぐ、拭く、仕上げの5段階
  • ホイールとタイヤは先に、ボディは屋根から下へ洗う
  • 拭き上げも上から下へ、すき間の水は先に出しておく
  • 鉄粉取りやコーティングは「落とす物が先、守る物が後」
  • 暑い日は1面ずつ洗って、すすいで、拭くに切り替える
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洗車ガイド 編集部

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