当サイトは国土交通省・環境省・国民生活センター・国税庁など公的機関や業界団体の公開情報と、一般的な洗車・車の手入れの方法をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の洗車場・店舗・商品を勧めるものではありません。洗車機や洗車場の設備・料金・コーティングの施工内容はお店によって異なります。洗剤やコーティング剤は製品の説明書の使い方を確かめてから使ってください。記事内には広告を含む場合があります。
洗車のとき、いきなりスポンジで洗い始めていませんか。『水をかけるだけの工程って、本当に意味あるの?』と思う方も多いはずです。
結論から言うと、プレウォッシュ洗車(予洗い)は、洗車傷を減らすためにいちばん手軽で効く工程です。
スポンジでこする前に、砂やほこりをできるだけ流しておく。この記事では、そのための手順と、予洗いで落とす汚れ・落とさない汚れの分け方を紹介しますね。
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プレウォッシュ洗車(予洗い)とは?
洗車の予洗いとは、シャンプーでこする前に、水や泡でボディの砂・ほこり・泥を落としておく工程です。英語風に「プレウォッシュ」とも呼ばれます。目的は、スポンジで砂を引きずって傷をつけるのを防ぐことです。
洗車傷の多くは、ボディに乗った砂やほこりを、スポンジやタオルでこすって引きずることでつくと言われます。
だから、こする前に砂を減らしておくことが、そのまま傷を減らすことにつながるんです。
| 工程 | すること | 目的 |
|---|---|---|
| 予洗い | 水や泡で砂・ほこりを流す | こする前に、傷のもとを減らす |
| シャンプー洗い | 泡を付けたスポンジでなでる | 予洗いで残った汚れを落とす |
| すすぎ | 泡と汚れを水で流す | 洗剤を残さない |
| 拭き上げ | タオルで水を吸わせる | 水シミを防ぐ |
洗車全体の流れは洗車の基本で紹介しています。
「水をかけるだけ」でも違いが出る理由
『水をかけただけで、そんなに変わるの?』と思いますよね。
実は、乾いた砂ぼこりは水で流すだけでもかなり落ちます。スポンジが触れる時に残っている砂の量が減るので、こすった時の傷のつきやすさが変わるんです。
予洗いで落とす汚れ・落とさない汚れ
予洗いの役目は「こすらずに落ちる汚れを先に落とすこと」です。こびりついた汚れまで予洗いで落としきろうとしなくて大丈夫です。
『予洗いでどこまで落とせばいいの?』と迷う方も多いですよね。
落とす汚れと、あとの工程に任せる汚れを分けておくと、時間をかけすぎずに済みます。
| 汚れ | 予洗いで | あとの工程 |
|---|---|---|
| 砂ぼこり・花粉・黄砂 | 落とす(たっぷり流す) | 残りをシャンプーで |
| 足回りの泥 | 落とす(下からも当てる) | ホイールは専用の道具で |
| 鳥のふん・虫 | ふやかしておく | 柔らかくなってからそっと取る |
| 油っぽい汚れ・排気の黒い汚れ | 落ちなくてよい | シャンプーで洗う |
| 水垢・ウォータースポット | 落ちなくてよい | 専用のクリーナーなど別の工程 |
| 鉄粉 | 落ちなくてよい | 鉄粉の除去は別の工程 |

鳥のふんや虫はふやかす
鳥のふんや虫の汚れは、乾いて固まっていると、水をかけただけでは落ちにくいですよね。
予洗いの時は、ぬらしたタオルを上に乗せて、少し置いてふやかしておきましょう。柔らかくなってから、こすらずに取るのがコツです。
黄砂や花粉の時期はいつもより長めに
黄砂や花粉が多い時期は、ボディに細かい粒がたくさん乗っています。
このままこすると、細かい傷のもとになりやすいので、予洗いの水をいつもより多めにかけてみてください。
保管場所で変わる予洗いの重点
同じ予洗いでも、車をどこに止めているかで、汚れやすい場所が変わります。
| 保管のしかた | 汚れやすい所 | 予洗いで重点を置く所 |
|---|---|---|
| 屋根のない駐車場 | 屋根・ボンネット・ガラス | 上の面に乗った砂ぼこりをたっぷり流す |
| 木の近くの駐車場 | 屋根・ボンネット | 鳥のふんや樹液をふやかしておく |
| 屋根付きの車庫 | 足回り・ボディの下側 | 走って付いた泥はねを中心に流す |
| 未舗装の道をよく走る | 足回り・ドアの下 | 下からも水を当てて泥を落とす |
『自分の車はどこが汚れやすいんだろう』と一度見ておくと、次からの予洗いが早くなりますよ。
予洗いのやり方:水だけ・泡・高圧洗浄機
予洗いは、ホースの水だけでもできます。泡を使う方法や高圧洗浄機を使う方法は「楽になる」「落ちやすくなる」ための上乗せと考えると選びやすいです。
『道具がそろってないと、ちゃんとした予洗いはできない?』と思いますよね。
そんなことはないんです。今ある道具で始められます。
| 方法 | 用意する物 | 向いている人 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| ホースの水だけ | ホース・シャワーノズル | まず始めたい人 | 水の量を惜しまない |
| バケツとジョウロ | バケツ・ジョウロ | 水道の近くで洗えない人 | 上からたっぷり流す |
| 泡の予洗い | 泡を作る道具・カーシャンプー | 汚れが多い車 | 泡を乾かさない |
| 高圧洗浄機 | 家庭用の高圧洗浄機 | 足回りの泥が多い人 | 近づけすぎない |
水だけの予洗いの手順
一番基本のやり方です。
- 日陰に車を止め、ボディが熱くないか手で確かめる
- 屋根から始めて、上から下へ水をかけていく
- ガラス、ボンネット、ドア、バンパーの順に流す
- タイヤまわりとホイールハウスに、下からも水を当てる
- 鳥のふんや虫の所は、ぬらしたタオルを乗せてふやかす
- 最後にもう一度、屋根から全体をさっと流す

ノズルを「シャワー」くらいにして、水の幕でボディを流すイメージで当てると、砂が流れやすいですよ。
泡で予洗いする時
泡の予洗いは、泡をボディに乗せて少し置き、汚れを浮かせてから流す方法です。
泡が乾くと跡になることがあるので、日なたや風の強い日は、一度に泡を乗せる範囲を小さくしましょう。
カーシャンプーの使い方は、製品の説明書を守ってください。くわしいやり方は泡洗車のやり方で紹介しています。
高圧洗浄機で予洗いする時
高圧洗浄機は、足回りの泥や、すき間に入った砂を流すのに便利です。
ただ、ノズルをボディに近づけすぎると、ゴムやパーツに負担がかかることもあります。
本体の取扱説明書を確かめ、少し離して当てましょう。使い方は高圧洗浄機で洗車するやり方が参考になります。
予洗いをする場所も確かめておこう
予洗いは水をたくさん流すので、どこで洗うかも大事ですよね。
自宅前で洗う場合、洗車の排水を側溝に流してよいかは、住んでいる地域の下水道の方式によって違います。雨水が側溝から川へそのまま流れる方式の地域では、洗剤を使った洗車の排水は「汚水」になるとして、ガソリンスタンドや洗車場の利用を呼びかけている自治体もあります。
『水だけの予洗いなら大丈夫かな』と迷う時は、お住まいの自治体の案内を一度確かめてみてください。自宅で洗いにくい時は、セルフ洗車場の高圧の水で予洗いをする方法もあります。
| 洗う場所 | 予洗いのしやすさ | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| 自宅の駐車場 | 時間をかけやすい | 排水の流れ先、水はねがご近所にかからないか |
| セルフ洗車場 | 水を気にせず流せる | 機械の使い方と、場内のルール |
| 集合住宅の駐車場 | 場所によっては難しい | 管理規約や管理会社の案内 |
集合住宅での洗い方はアパート・マンションで洗車したい時の方法で紹介しています。
予洗いでやりがちな失敗と、時間の配分
よくある失敗は「水が少ない」「すぐこすり始める」「日なたで乾かしてしまう」の3つです。予洗いは、洗車全体の時間の中でもしっかり取っておきたい工程です。
『早く終わらせたくて、つい水をかけてすぐ洗っちゃう』という方も多いですよね。
その気持ちはよく分かります。ただ、ここを急ぐと傷が増えやすいんです。
- 水をさっとかけただけで、すぐスポンジでこする
- 下回りの泥を流さないまま、ボディの下側をスポンジで洗う
- 炎天下で予洗いして、水滴がすぐ乾いて跡になる
- 予洗いの水を、洗い終わった面に跳ね返してしまう
水の量はどのくらい使う?
東京都水道局の案内では、車1台をホースで流し洗いすると約90リットル、バケツにくんで洗うと約30リットルとされています。
予洗いは水を多めに使う工程なので、節水したい時は、ホースを出しっぱなしにせず、こまめに止めながら当てるのがおすすめです。
時間の配分の考え方
洗車にかける時間のうち、どのくらいを予洗いに使うかは、汚れ具合で変わります。
| 車の状態 | 予洗いの考え方 |
|---|---|
| 前回の洗車から日が浅い | 全体をさっと流せば十分 |
| 砂ぼこりや花粉が目立つ | いつもより長めに、上から何度か流す |
| 雨のあとで泥はねが多い | 足回りと下側を重点的に |
| 長く洗っていない | 泡の予洗いも足して、汚れを浮かせる |
スポンジを使い始めていい合図
予洗いが終わったかどうかは、ボディを見て判断しましょう。
- 屋根やボンネットに、ざらっとした砂が見えない
- ボディの下側やバンパーに、泥の筋が残っていない
- 鳥のふんや虫が、ふやけて柔らかくなっている
- ボディがまだぬれていて、乾き始めていない
もし砂が残っているように見えたら、もう一度上から流してから始めてください。ひと手間ですが、ここで流した分だけスポンジが拾う砂が減りますよ。
よくある相談:予洗いと洗車機・道具の迷い
ここでは、ネットの相談サイトに寄せられている声のうち、予洗いに関係するものを要約して紹介します。
相談1 鳥のふんが付いた車を、洗車機に通すだけで大丈夫?
洗車機に通そうと思うけれど、鳥のふんが付いている。泡やジェットのオプションを付ければ落ちるのか、という相談です。
固まった鳥のふんは、洗車機だけでは残ることがあります。洗車機に入れる前に、ぬらしたタオルを乗せてふやかし、そっと取っておくと安心です。洗車機のコースの内容は、お店の案内で確かめてみてください。
相談2 予洗いはホースの水と高圧洗浄機、どっちがいい?
洗車の最初の水洗いに、水道ホースを使うか高圧洗浄機を使うか、という相談です。
『高圧洗浄機を買わないと、ちゃんと落ちない?』と思いますよね。
ホースの水でも、たっぷり流せば砂ぼこりは十分落とせます。高圧洗浄機は足回りの泥やすき間の砂に便利なので、汚れ方と使う場所の音・水はねで選んでみてください。
相談3 泡スプレーは予洗いに使っていい?
洗車初心者で、泡のスプレーを使っているけれど、使い方が合っているか知りたい、という相談です。
「泡を吹いたら、すぐ流していいの?」
「少し置いて汚れを浮かせてから。でも乾く前に流そうね」
泡の予洗いに使う製品は、使い方や置いておく時間が説明書に書かれています。まずはそこを確かめてから使ってみてください。
手入れの負担が気になってきたら
予洗いを丁寧にしても、すでについている傷や塗装の傷みは消えません。
洗っても傷みが目立ってきた、手入れの手間や費用が負担になってきた、という時は、乗り続けるか手放すかを考え始める方もいます。
- 下取りだけでなく、買取店に売る方法もある
- 売る前に洗車と車内の片付けをしておくと、状態を見てもらいやすい
- いくつかのお店で査定額を比べると、今の車の相場が分かる
- 修復歴や不具合は、査定の時に正直に伝える
先に今の車の相場を知っておくと、判断しやすくなりますよ。売る前の洗車については車の査定前に洗車はするべき?で紹介しています。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
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よくある質問
予洗いは水だけでも意味がありますか?
あります。乾いた砂ぼこりは水で流すだけでもかなり落ちるので、スポンジでこする時の傷のもとを減らせます。
プレウォッシュ洗車のおすすめのやり方は?
まずはホースの水で上から下へたっぷり流す方法から始めてみてください。汚れが多い時は泡の予洗いを、足回りの泥が多い時は高圧洗浄機を足すと楽になります。
洗車機を使う時も予洗いは必要ですか?
洗車機のコースに予洗いが含まれていることもあります。鳥のふんや固まった泥など、洗車機だけでは残りやすい汚れは、入れる前にふやかしておくと安心です。
予洗いにカーシャンプーを混ぜた水を使ってもいいですか?
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予洗いのあと、すぐシャンプーで洗っていいですか?
はい。予洗いの水が乾かないうちにシャンプー洗いに移ると、水シミも残りにくくなります。
まとめ
プレウォッシュ洗車(予洗い)は、こする前に砂やほこりを減らして、洗車傷を減らすための工程です。
水だけでも十分できるので、まずは上から下へ、たっぷり流すところから始めてみてください。洗車全体の手順は手洗い洗車のやり方で紹介しています。
- 予洗いは、こする前に砂やほこりを流しておく工程
- 予洗いで落とすのは砂・泥、ふやかすのは鳥のふんや虫
- 油汚れや水垢、鉄粉はあとの工程に任せる
- 水だけでもできる。泡や高圧洗浄機は楽にするための上乗せ
- 日陰で、上から下へ、水を惜しまずに流す





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