手洗い洗車のやり方|道具・順番・拭き上げまで

車のボンネットを泡をのせたスポンジで洗っている手元と、手洗い洗車のやり方の記事タイトル

当サイトは国土交通省・環境省・国民生活センター・国税庁など公的機関や業界団体の公開情報と、一般的な洗車・車の手入れの方法をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の洗車場・店舗・商品を勧めるものではありません。洗車機や洗車場の設備・料金・コーティングの施工内容はお店によって異なります。洗剤やコーティング剤は製品の説明書の使い方を確かめてから使ってください。記事内には広告を含む場合があります。

いつもは洗車機だけど、細かいところまできれいにしたい。『手洗い洗車ってやってみたいけど、何から始めればいいんだろう』と思っている方も多いはずです。

結論から言うと、手洗い洗車は「道具をそろえる」「上から下へ、きれいな所から汚れた所へ洗う」「乾く前に拭き上げる」の3つを守れば、初めてでも失敗しにくくなります。

この記事では、そろえる道具と洗う順番、予洗いから拭き上げまでの手順を紹介しますね。

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目次

手洗い洗車の流れを先にまとめると

先に結論

車の手洗い洗車は「予洗い」「泡で洗う」「すすぎ」「拭き上げ」「仕上げ」の5つの工程で進めます。いちばん大事なのは、砂やほこりを最初の予洗いで流しきってから、スポンジを当てることです。

『手洗いって、スポンジでゴシゴシこするんでしょ?』と思うかもしれません。

実は、手洗い洗車で大事なのは「こすらない」ことなんです。力を入れるほど、残った砂を引きずって細かい傷の原因になりやすくなります。

工程やることポイント
予洗い水で砂やほこりを流す上から下へ、たっぷりの水で
泡で洗うカーシャンプーの泡で汚れを浮かせる力を入れず、すべらせる
すすぎ泡を水で流す泡が乾く前に
拭き上げ水滴をタオルで吸い取る乾く前に、押さえるように
仕上げガラス・タイヤ・すき間を整える必要な所だけ

手洗い洗車と洗車機、どちらを選ぶ?

『洗車機と手洗い、どっちが車にやさしいの?』という疑問もよく聞きますよね。

洗車機の方式や状態、手洗いのやり方によって変わるので、一概にどちらとは言えません。

手洗い洗車が向いている時
  • 細かいすき間やホイールまできれいにしたい
  • 汚れの残り具合を自分の目で確かめたい
  • 洗車の時間を楽しめる
洗車機が向いている時
  • 時間をかけずに全体を洗いたい
  • 自宅に水道や洗う場所がない
  • 寒い日や暑い日で、外で長く作業したくない

どちらか一方に決めず、ふだんは洗車機、月に一度は手洗い、のように組み合わせる人もいます。洗車の方法の選び方は洗車の基本にまとめています。

洗車の手洗い道具は「最初の5点」から

先に結論

洗車の手洗い道具は、まず「ホース」「バケツ」「カーシャンプー」「スポンジやミット」「拭き上げ用のタオル」の5点があれば始められます。ほかの道具は、やってみて足りないと感じてから足せば十分です。

『道具が多すぎて、何を買えばいいか分からない…』という方も多いですよね。

最初から全部そろえる必要はありません。

区分道具何に使う?
最初の5点ホース(シャワーノズル付き)予洗いとすすぎ
最初の5点バケツ泡を作る、スポンジをすすぐ
最初の5点カーシャンプー泡で汚れを浮かせる
最初の5点スポンジやミット泡をのせて洗う
最初の5点拭き上げ用のタオル水滴を吸い取る
あると便利ホイール用のブラシやスポンジボディと分けて足まわりを洗う
あると便利2つ目のバケツすすぎ専用にして、砂を持ちこまない
あると便利足場台屋根の上まで手を届かせる
あると便利ブロワーすき間の水を飛ばす
手洗い洗車を始める時に最初にそろえたい5つの道具をまとめた図解

道具のそろえ方は洗車道具・用品のそろえ方でくわしく紹介しています。

カーシャンプーは説明書の使い方を守る

カーシャンプーには、薄め方や使える塗装、コーティング車に使えるかなどの条件が書かれています。

製品の説明書の使い方と注意書きを守って使いましょう。

『家にある台所用の洗剤でもいいのかな』と思うこともありますよね。家庭用の洗剤を車に使う時は、その製品の用途の表示を確かめてからにしてください。

足場台を使う時の注意

背の高い車は、屋根の上に手が届かないことがあります。

NITE(製品評価技術基盤機構)は、洗車などで踏み台や足場台を使う時に、身を乗り出してバランスを崩す転倒・転落事故が多いと注意を呼びかけています。

足場台を使う時に気をつけたいこと
  • 身を乗り出したり、つま先立ちをしたりしない
  • 昇り降りは、昇降面のほうを向いて行う
  • 開き止めの金具をしっかりロックし、平らな地面に置く
  • 屋外では、滑りにくい靴を履く

NITEの資料では、天板が広く安定性の高い足場台は、洗車のような長い作業に向いているとされています。

手洗い洗車は「洗う順番」で仕上がりが変わる

ここが大事なところです

洗う順番の基本は「上から下へ」と「きれいな所から汚れた所へ」の2つです。汚れの少ない屋根から始めて、いちばん汚れているホイールや下まわりは最後か、ボディとは別の道具で洗います。

『どこから洗えばいいの?フロントから?』と迷いますよね。

順番を決めておくと、洗い残しが減るだけでなく、汚れを広げずに済むんです。

なぜ「上から下へ」なのか

水も泡も、上から下へ流れていきます。

下から洗うと、上を洗った時の汚れた水が、きれいにしたばかりの下の面に流れてしまいます。

なぜ「きれいな所から汚れた所へ」なのか

ホイールや車の下のほうには、砂や泥が多く付いています。

そこを洗ったスポンジで屋根やボンネットを洗うと、砂を塗装の上に引きずってしまうんです。

順番洗う場所汚れの多さ道具
1屋根少ないボディ用スポンジ
2フロントガラス・窓ガラス少ないボディ用スポンジ
3ボンネット・トランク少なめボディ用スポンジ
4ドアなどの側面の上のほうふつうボディ用スポンジ
5側面の下のほう・バンパー多いボディ用スポンジ(こまめにすすぐ)
6ホイール・タイヤとても多いホイール用の別のスポンジやブラシ
手洗い洗車で屋根から下へ・きれいな所から汚れた所へ洗う順番を示した図解

ホイールは最初と最後、どっち?

ホイールは、汚れがひどい時は最初に洗う人もいます。

ボディを洗っている間にホイールの汚れた水が飛ぶのを防げるからです。

どちらにしても大事なのは、ボディとは別のスポンジやブラシを使うことです。ホイールの洗い方はホイールの洗い方で紹介しています。

手洗い洗車のやり方は?予洗いから拭き上げまで

先に結論

手順は「日陰で始める」「予洗い」「泡で面ごとに洗う」「すすぐ」「拭き上げ」「仕上げ」の流れです。泡や水滴を乾かさないように、面ごとに区切って進めるのがコツです。

ここからは、実際の手順を工程ごとに紹介しますね。

手洗い洗車の手順
  1. 日陰か、日差しの弱い時間に車を停める
  2. ボディが熱い時は、水をかけて冷ましてから始める
  3. 屋根から下へ、たっぷりの水で砂やほこりを流す
  4. バケツでカーシャンプーをよく泡立てる
  5. 屋根、ガラス、ボンネット、側面の順に、面ごとに泡で洗う
  6. 1面洗うごとに、泡が乾く前に水ですすぐ
  7. 全体をすすいだら、上から順にタオルで拭き上げる
  8. ドアのふちやミラーの付け根の水を拭き取り、ガラスやタイヤを仕上げる

予洗いは時間をかける

予洗いは、スポンジを当てる前に砂やほこりを落とす大事な工程です。

ここを短くすると、残った砂をスポンジで引きずる原因になります。すき間やミラーの付け根、ワイパーのまわりも忘れずに流しましょう。

予洗いのコツは予洗いのやり方でくわしく紹介しています。

泡で洗う時は「すべらせるだけ」

スポンジやミットには、たっぷり泡をのせます。

力を入れず、一方向にすべらせるように動かしてみてください。円を描くようにぐるぐるこするより、まっすぐ動かすほうが傷が目立ちにくいと言われます。

泡で洗う時のチェック
  • スポンジは、1面洗うごとにバケツの水ですすぐ
  • 地面に落としたスポンジは、よくすすいでから使う
  • 泡が足りなくなったら、こまめに足す
  • 汚れが落ちにくい所も、強くこすらず泡を足して何度かなでる
車のドアを泡をのせた洗車用ミットで一方向にすべらせるように洗っている手元

バケツを2つ使い、1つをすすぎ専用にすると、スポンジに付いた砂をボディに戻しにくくなります。泡の立て方は泡洗車のやり方で紹介しています。

洗う範囲を小さく区切るコツ

『1面ずつって、どのくらいの広さ?』と思いますよね。

目安は、泡が乾かないうちにすすげる広さです。

例えば、屋根は半分ずつ、ボンネットは1枚、側面はドア1枚ずつ、のように区切ってみてください。暑い日や風の強い日は、もっと小さく区切ると安心です。

すすぎは泡が乾く前に

泡がボディの上で乾くと、跡が残ることがあります。

1面洗ったらすぐすすぐ、を繰り返していくと、暑い日でも慌てずに済みます。

拭き上げは押さえるように

すすぎが終わったら、すぐに拭き上げに入ります。

タオルを広げてボディに置き、軽く押さえて水を吸わせるイメージです。ゴシゴシ拭くより、細かい傷が付きにくくなります。

すき間の水は、ブロワーで飛ばすと楽になります。使い方はブロワーで洗車の水切り、タオルでの拭き方は洗車の拭き上げのやり方にまとめています。

仕上げでやっておきたいこと

拭き上げが終わったら、最後に細かい所を整えます。

全部やる必要はないので、気になる所だけで大丈夫です。

場所仕上げの内容
窓ガラス拭きムラが残っていないか、斜めから見て確かめる
ワイパーゴムの汚れを、ぬらしたタオルで軽く拭く
タイヤ側面の泥を落とし、必要ならタイヤ用の保護剤を使う
ドアの内側のふち流れこんだ水と汚れを拭き取る
ライトのまわりレンズの汚れや傷みがないか見ておく

国交省の日常点検の案内では、ワイパーのから拭きはガラスを傷つけるので、ウォッシャ液を出してから動かすよう書かれています。

洗車の後にワイパーを動かして確かめる時も、思い出しておきたいポイントです。

水の使い方と排水のこと

東京都水道局の目安では、車1台を洗うのに、ホースから流し洗いすると約90リットル、バケツにくんで洗えば約30リットルとされています。

洗う時はバケツの水、予洗いとすすぎはホース、と分けると無駄が減らせます。

自宅前で洗う時は、排水の流し先も気にしておきたいところです。洗車排水を側溝に流してよいかは地域の下水道のしくみで違い、洗車場やガソリンスタンドの利用を案内している自治体もあります。

手洗い洗車でよくある失敗

初めての手洗い洗車では、次のような失敗がよくあります。

よくある失敗
  • 予洗いを短く済ませて、すぐスポンジを当てる
  • 炎天下で洗い、泡や水滴が乾いて跡が残る
  • ホイールを洗ったスポンジで、そのままボディを洗う
  • 泡が少なく、スポンジがボディに直接こすれる
  • 乾いたタオルで、ゴシゴシ強く拭く

どれも、少し意識するだけで防げるものばかりです。

『全部気をつけるのは大変そう』と感じたら、まずは予洗いとスポンジの使い分けの2つだけ意識してみてください。

自宅で洗えない時は洗車場で手洗い

自宅に水道や洗う場所がない方は、洗車場で手洗いする方法もあります。

コイン洗車場なら、高圧の水で予洗いとすすぎができるので、手洗いの手間がかなり減ります。

泡を使った手洗いや拭き上げができるかは、洗車場ごとにルールが違います。場内の案内を見てから使ってみてください。

くわしくはコイン洗車場の使い方で紹介しています。

お店の手洗い洗車を頼む時の考え方

先に結論

自分で洗う時間がない時は、お店の手洗い洗車を頼む方法もあります。手洗い洗車の価格は、お店や地域、車の大きさ、メニューで違うので、料金表で確かめましょう。

ガソリンスタンドや洗車のお店で「手洗車」「手洗い洗車」と書かれた看板を見たことがある方も多いですよね。

お店の手洗い洗車は、スタッフが手作業で洗ってくれるメニューです。

手洗い洗車の価格はどう決まる?

『手洗い洗車っていくらくらい?』と気になりますよね。

料金はお店ごとに決め方が違うので、ここでは相場ではなく、価格が変わる条件を紹介します。

価格が変わる条件確かめたいこと
車の大きさ軽・普通車・大きめの車など、サイズ区分ごとの料金か
洗う範囲ボディだけか、ホイールや車内の掃除も入るか
仕上げの内容拭き上げだけか、ワックスや撥水の仕上げが入るか
会員や回数券会員価格や、まとめ払いの割引があるか
混み具合や予約予約が必要か、待ち時間はどのくらいか

仮に1回の料金をA円とすると、オプションを足すたびにA円に上乗せされていく形が多いので、何が含まれているかを先に確かめておくと安心です。

プレミアム手洗い洗車とは

お店によっては、「プレミアム手洗い洗車」のように、通常の手洗いより手間をかけたメニューを用意していることがあります。

中身はお店ごとに違います。

すき間や下まわりまで洗う、拭き上げをていねいにする、仕上げのコーティングが付く、など何が違うのかを、メニューの説明で確かめてから選んでみてください。

お店の手洗い洗車の選び方は手洗い洗車のお店の選び方でも紹介しています。

手洗い洗車を続けるのが負担になってきたら

手洗い洗車を続けていると、細かい傷や塗装の傷みに気づきやすくなりますよね。

洗っても傷みが目立ってきた、手入れの手間や費用が負担になってきた、という時は、乗り続けるか手放すかを考え始める方もいます。

手放すことも考え始めた時に確かめたいこと
  • 下取りだけでなく、買取店に売る方法もある
  • いくつかのお店で査定額を比べると、今の車の相場が分かる
  • 売る前に洗車と車内の片付けをしておくと、状態を見てもらいやすい
  • 小さな傷を自分で直そうとして、かえって広げない
  • 修復歴や不具合は、査定の時に正直に伝える

先に今の車の相場を知っておくと、判断しやすくなります。売る前の洗車のポイントは車の査定前に洗車はするべき?で紹介しています。

よくある相談:手洗い洗車で迷う声

ここでは、ネットの相談サイトに寄せられている手洗い洗車にまつわる声から、よく見られるものを要約して紹介します。

相談1 毎週手洗いしていたのに、細かい洗車傷が付いていた

汚れが目立つ濃い色の車を、毎週手洗いとワックスがけで手入れしていたのに、気づいたら細かい傷が付いていた、という相談です。

『こんなに大事にしていたのに…』と落ちこみますよね。

細かい傷は、予洗い不足のまま洗ったり、乾いたタオルで強く拭いたりすると付きやすくなると言われます。

回答のポイント

予洗いを長めにする、スポンジをこまめにすすぐ、拭き上げは押さえるように、の3つを見直してみてください。付いてしまった傷は、状態を見ないと直し方が分からないので、気になる時はお店で見てもらうと安心です。

相談2 手洗い洗車の初心者。洗う順番を知りたい

手洗い洗車が初めてで、洗う流れや順番を知りたい、という相談です。

「どこから洗えばいいですか?」
「屋根から下へ、ホイールは別のスポンジで、と覚えておけば大丈夫ですよ」

基本は、この記事で紹介した「上から下へ」「きれいな所から汚れた所へ」の2つです。最初は時間がかかっても大丈夫なので、面ごとに区切って進めてみてください。

相談3 手洗いと洗車機の料金の差はどのくらい?

お店に頼む時、手洗いと洗車機でどのくらい料金が違うのか知りたい、という相談です。

料金はお店や地域、車の大きさで違うので、ここで金額は挙げられません。

料金を比べる時のチェック
  • 同じ車のサイズ区分で比べる
  • 拭き上げや車内の掃除が含まれているかをそろえて比べる
  • 仕上げのワックスや撥水が入っているかを確かめる
  • 待ち時間や予約の手間も、比べる材料に入れる

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

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よくある質問

手洗い洗車にはどのくらいの時間がかかりますか?

車の大きさや汚れ具合、どこまで洗うかで変わります。初めての時は、思ったより時間がかかることが多いので、余裕のある日に始めてみてください。

手洗い洗車は、洗車機より傷が付きにくいですか?

洗車機の方式や状態、手洗いのやり方によって変わるので、一概には言えません。手洗いでも、予洗い不足のまま強くこすると傷の原因になります。

カーシャンプーがない時、水洗いだけでもいいですか?

軽い砂ぼこりなら水洗いだけでも落ちることがあります。油っぽい汚れが残る時は、カーシャンプーを使うと落としやすくなります。

手洗い洗車はどのくらいの頻度ですればいいですか?

保管場所や走り方で変わります。汚れが目立ってきたら洗う、と決めて、月に1〜2回を基準に調整する人が多いです。

まとめ

手洗い洗車は、上から下へ・きれいな所から汚れた所へ、という順番を守るのがいちばんのコツです。

予洗いで砂を流しきり、泡でやさしく洗って、乾く前に拭き上げる。この流れを覚えておけば、初めてでも失敗しにくくなります。

この記事の要点
  • 手洗い洗車は予洗い・泡洗い・すすぎ・拭き上げ・仕上げの5工程
  • 道具はホース・バケツ・カーシャンプー・スポンジ・タオルの5点から
  • 洗う順番は上から下へ、きれいな所から汚れた所へ
  • 泡や水滴を乾かさないよう、面ごとに区切って進める
  • お店の手洗い洗車の価格は、料金表で何が含まれるかを確かめる
洗車ガイド

洗車ガイド 編集部

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