家で洗車するやり方|自宅での手順とご近所への配慮

家のカーポートの下で車をホースで洗う人の後ろ姿と、家で洗車するやり方の記事タイトル

当サイトは国土交通省・環境省・国民生活センター・国税庁など公的機関や業界団体の公開情報と、一般的な洗車・車の手入れの方法をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の洗車場・店舗・商品を勧めるものではありません。洗車機や洗車場の設備・料金・コーティングの施工内容はお店によって異なります。洗剤やコーティング剤は製品の説明書の使い方を確かめてから使ってください。記事内には広告を含む場合があります。

休みの日に、家の駐車場でのんびり洗車。洗車場まで行かなくていいのは気楽ですよね。でも、水の音や泡、排水がご近所に迷惑にならないかも、ちょっと気になるところです。

結論から言うと、家で洗車する時は「場所・水・排水・時間帯」を先に決めておくと、洗車そのものも、ご近所との関係もスムーズです。

この記事では、自宅での洗車のやり方を、準備から片付けまでの順番と、ご近所への配慮のチェックで紹介しますね。

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目次

家で洗車する前に決めておくこと

先に結論

家で洗車する前に決めておきたいのは、洗う場所、水の取り方、排水の行き先、時間帯の4つです。ここが決まっていれば、洗車の手順は洗車場で洗う時とほとんど同じです。

『家で洗うなら、ホースを出せばすぐ始められるでしょ?』と思いますよね。

もちろん始められます。ただ、始めてから「水が隣の車にかかりそう」「泡が道路に流れていく」と気づくと、あわててしまうことも。先に少しだけ考えておくと安心なんです。

家で洗車する前のチェック
  • 車のまわりに、ぐるっと一周歩けるすき間があるか
  • 外に蛇口があるか、ホースは車の反対側まで届くか
  • 排水がどこへ流れていくか(側溝・道路・庭)
  • 日陰になる時間帯はいつか
  • 隣の家の車や窓、洗濯物との距離はどうか
  • 共同住宅なら、駐車場のルールで洗車が認められているか

洗車場で洗う時との違い

家で洗う時と洗車場で洗う時では、気をつけるポイントが少し違います。

比べたいこと家で洗車洗車場で洗車
移動いらない行き帰りが要る
時間自分のペースで洗える混み具合や営業時間に合わせる
水蛇口とホースを使う設備の水やコースを使う
排水行き先を自分で確かめる設備で受けられている
周りご近所への配慮が要る他の利用者への配慮が要る
道具自分でそろえて片付ける設備を使える所もある

洗車場の種類と選び方は洗車場の種類と選び方で、洗車全体の流れは洗車の基本でまとめています。

家で洗うのに向いている時・向いていない時

家で洗うのが向いている時
  • 日陰になる時間帯がある
  • 排水の行き先を確かめられている
  • 汚れが軽く、短い時間で終わりそう
  • 道具を置いておける場所がある
洗車場も考えたい時
  • 泥や砂がたっぷり付いている
  • 排水が道路や側溝へそのまま流れる
  • 隣の家との距離が近く、水がかかりそう
  • 下回りまでしっかり流したい

自宅洗車の準備から片付けまでのステップ表

ここが大事なところです

自宅での洗車は、洗う時間よりも、準備と片付けで差がつきます。準備、洗う、拭き上げ、片付けの4つに分けて、順番に進めてみてください。

『洗車のやり方は分かるけど、家だと何から始めればいいの?』という方も多いはずです。

自宅で洗車する方法を、準備から片付けまでの流れで表にしてみました。

段階やることひと言
準備車を日陰に移す、ホースをのばす、道具を並べる洗っている途中で取りに戻らない
準備隣の車や窓、洗濯物との距離を見る必要なら車を少し動かす
予洗い屋根から下へ、水で砂やほこりを流す水しぶきの向きに気をつける
洗うシャンプーで上から下へ洗う泡を流す先を考えておく
すすぎ泡が残らないように流すすき間の泡も流す
拭き上げ乾く前に、上から拭く区切って洗って拭いてもよい
片付け道具を洗う、ホースを巻く、地面を流す泡や砂を残さない
自宅洗車の準備・予洗い・洗う・すすぎ・拭き上げ・片付けの流れを示したステップの図解

準備:道具は「手の届く所」に並べる

家で洗う時のよさは、道具を取りに戻れることです。

とはいえ、洗っている途中で取りに行くと、そのあいだに泡や水滴が乾いてしまいます。始める前に、全部を手の届く所に並べておきましょう。

自宅洗車でそろえておきたい物
  • ホースとシャワーノズル
  • バケツ(できれば2つ)
  • カーシャンプー
  • やわらかいスポンジやミット
  • 拭き上げ用の大判タオルとクロス
  • ホイール用の別のスポンジやブラシ
  • 屋根を洗う時の踏み台や足場台

道具のそろえ方は洗車道具・用品のそろえ方でくわしく紹介しています。

洗う:手順は洗車場と同じ

洗う手順そのものは、洗車場で洗う時と同じです。

家で洗車する時の手順
  1. 車を日陰に移し、ボディが熱くないか手で確かめる
  2. 屋根から下へ、水で砂やほこりを流す
  3. バケツでシャンプーを泡立て、屋根から順に洗う
  4. ホイールは最後に、別のスポンジやブラシで洗う
  5. 上から下へ、泡が残らないようにすすぐ
  6. 水滴が乾く前に、屋根から拭き上げる
  7. ドアの内側やすき間の水も拭く

予洗いのコツは予洗いのやり方で、拭き上げのコツは洗車の拭き上げのやり方で紹介しています。

片付け:地面と道具まで洗って終わり

洗車が終わったら、片付けまでやって完了です。

地面に泡や砂が残っていると、乾いた跡が残ったり、雨の日に流れていったりします。

使ったスポンジやタオルは、砂を落としてから干しておきましょう。次の洗車の時に、砂が残ったスポンジでボディをこするのを防げます。

ホースは、中の水を抜いてから巻いておくと、次に出す時に楽ですよ。シャンプーやケミカルは、子どもの手が届かない所にしまっておきましょう。

カーポートや家の駐車場での洗い方のコツ

先に結論

カーポートの下は、日差しをさえぎれるので洗車しやすい場所です。一方で、柱や屋根に気をつけたり、風通しの悪さで乾きにくかったりします。洗う場所に合わせて、少しずつやり方を変えてみてください。

『カーポートの下で洗車してもいいの?』と気になる方もいますよね。

カーポートの下で洗車をしている家は多いです。場所ごとの、洗いやすさと気をつけたいことを表にしてみました。

洗う場所洗いやすいところ気をつけたいこと
カーポートの下日差しをさえぎれる柱にぶつけない、屋根の雨水が垂れる
屋根のない駐車場広く使える日なたになる時間を避ける
ガレージの中天気を気にせず洗える壁や棚に水がかかる、換気
家の前の道路に近い所水道が近いことが多い歩行者や車への水しぶき

カーポートの下で洗う時のコツ

カーポートの下は、車の上に屋根があるので、屋根やルーフを洗う時に踏み台を使いにくいことがあります。

屋根との高さに余裕があるか、先に確かめておきましょう。

また、カーポートの屋根に雨水やほこりがたまっていると、洗車中に垂れてくることも。洗車の前に、屋根のふちから水が垂れていないかを見ておくと安心です。

『カーポートがあれば、雨の日でも洗えるかな』と考える方もいるはずです。雨の日の洗車の考え方は雨の日の洗車はあり?で紹介しています。

ガレージの中で洗う時のコツ

屋根と壁のあるガレージなら、天気を気にせず洗えるのがうれしいところです。

一方で、壁や棚、置いてある物に水しぶきがかかりやすくなります。

濡れて困る物は先に移すか、カバーをかけておきましょう。床に水がたまりやすいので、滑らないように足元にも気をつけてください。

洗い終わったら、シャッターや窓を開けて、湿気を逃がしておくと安心です。

家の前に止めて洗う時のコツ

駐車場が狭くて、家の前の道路に近い所で洗う家もありますよね。

道路にはみ出して止めると、通る人や車のじゃまになってしまいます。車は敷地の中に止めて、道路側を洗う時はとくに水しぶきに気をつけましょう。

ホースが道をまたぐ時は、通る人がつまずかないよう、洗っていない時は寄せておくのがおすすめです。

家で洗車するなら時間帯はいつがいい?

家で洗う時は、時間帯を選べるのが大きなよさです。

時間帯洗いやすさ気をつけたいこと
朝日差しが弱く、ボディが熱くなりにくい早すぎる時間は音が響きやすい
日中明るく、拭き残しが見えやすい日なたではすぐ乾く。暑さにも注意
夕方日差しが弱まり、乾きにくい暗くなる前に終わる時間に始める
夜涼しい拭き残しが見えにくい、音が響く

どの時間帯が向いているかは、家の向きや、日陰ができる時間で変わります。自分の駐車場がいつ日陰になるか、一度見ておくと計画を立てやすいですよ。

ご近所への配慮チェック

先に結論

家で洗車する時の配慮は、水しぶき、泡と排水、音、時間の長さの4つです。どれも、始める前に少し気にしておくだけで、トラブルを防ぎやすくなります。

『ご近所に迷惑だと思われていないかな』と気になりますよね。

ここが大事なところで、気にしすぎて洗車を楽しめないのも、もったいないんです。押さえる所だけ押さえておきましょう。

ご近所への配慮チェック
  • 隣の家の車や窓、洗濯物に水しぶきがかからないか
  • 歩いている人や通る車に水がかからないか
  • 泡や汚れた水が、隣の敷地や道路に流れていかないか
  • 早朝や夜遅くに、大きな音を出していないか
  • 車を道路にはみ出して止めていないか
  • 長い時間、駐車場の出入り口をふさいでいないか
家で洗車する時の水しぶき・泡と排水・音・時間の長さの4つの配慮をまとめたチェックの図解

水しぶきは「ノズルの向き」で防ぐ

ホースのシャワーは、向きによっては思ったより遠くまで飛びます。

隣の家に近い側を洗う時は、水の勢いを弱めて、上から下へ向けて流すようにしてみてください。

例えば、こんなひと声も役に立ちます。

「これから洗車するので、水がかかりそうだったら言ってくださいね」

「わざわざありがとう。うちの車、少し離しておくね」

ひと声かけておくだけで、お互いに気持ちよく過ごしやすくなります。

排水の行き先を確かめる

家の駐車場で洗車した水を、道路や側溝に流していいのか、気になりますよね。

洗車の排水を側溝に流してよいかは、住んでいる地域の下水道のしくみで違います。

下水道のしくみ雨水の流れ方洗車の排水の考え方
分流式雨水は側溝からそのまま川へ流れる自治体が「洗車の排水は汚水。ガソリンスタンドや洗車場の利用を」と案内していることもある
合流式晴れの日などは、雨水も下水道管で処理場へ地域の案内を確かめる

どちらのしくみかは、住んでいる自治体の下水道のページで確かめられます。シャンプーを使う日は洗車場を使い、家では水洗いだけにする、という分け方をしている人もいますよ。

水の使いすぎにも気をつける

ホースで流しっぱなしにすると、思った以上に水を使います。

東京都水道局は、車1台をホースで流し洗いすると約90リットル、バケツにくんで洗えば約30リットルとしています。

泡で洗っている間はホースを止めておく、シャワーノズルの手元で止められるようにする、といった工夫で変わってきます。

安全に洗うために気をつけたいこと

先に結論

家で洗車する時に気をつけたいのは、暑さと、屋根を洗う時の踏み台の使い方です。どちらも、洗車に夢中になっている時ほど忘れやすいので、始める前に確かめておきましょう。

暑い日は暑さ指数も見ておく

夏の洗車は、思った以上に体力を使います。

環境省は、暑さ指数(WBGT)が28を超えると熱中症の患者が著しく増えるとしています。暑さ指数は、環境省の熱中症予防情報サイトで確かめられます。

暑い日の洗車で気をつけたいこと工夫
日なたで長く作業する日陰ができる時間に洗う
水分をとるのを忘れる飲み物を手の届く所に置く
一度に全部終わらせようとする区切って、こまめに休む

『洗車くらいなら大丈夫』と思いがちですが、しゃがんだり立ったりをくり返すので、体には意外と負担がかかるんです。

屋根を洗う時の踏み台・足場台

背の高い車の屋根を洗う時は、踏み台や足場台を使う人も多いですよね。

NITE(製品評価技術基盤機構)は、洗車などで踏み台・足場台を使う時に、身を乗り出してバランスを崩す転倒・転落事故が多いと注意を呼びかけています。

踏み台を使う時の注意
  • 身を乗り出したり、つま先立ちになったりしない
  • 昇り降りは、踏み台の昇降面の方を向いて行う
  • 開き止めの金具をしっかりロックし、平らな地面に置く
  • 屋外では、滑りにくい靴を履く

NITEは、天板が広い足場台は洗車のような長い作業に向いているとしています。踏み台の選び方は洗車用の脚立・踏み台の選び方で紹介しています。

高圧洗浄機を使う時は

家で高圧洗浄機を使って洗車する人もいます。

水の勢いが強いぶん、水しぶきや音がふだんのホースより大きくなりやすいです。ご近所への配慮は、いつもより少し多めに考えておきましょう。

当て方によっては、車の部品を傷めることもあるので、取扱説明書の注意も確かめておいてください。当てる場所の注意は高圧洗浄機で洗車する時の注意点で紹介しています。

家での洗車の手間が負担になってきたら

家で洗えるのは便利ですが、準備と片付けまで入れると、それなりに時間がかかりますよね。

『毎週の洗車が負担になってきた』『傷も増えてきたし、そろそろ乗り換えかな』と感じたら、手放す方法も知っておくと安心です。

手放すことも考え始めた時に確かめたいこと
  • 下取りだけでなく、買取店に売る方法もある
  • いくつかのお店で査定額を比べると、今の車の相場が分かる
  • 売る前に洗車と車内の片付けをしておくと、状態を見てもらいやすい
  • 小さな傷を自分で直そうとして、かえって広げない
  • 修復歴や不具合は、査定の時に正直に伝える

洗車をしたから査定額が上がる、とは限りません。それでも、きれいにしておくと、車の状態をきちんと見てもらいやすくなります。売る前の洗車は車の査定前に洗車はするべき?で紹介しています。

家で洗車する時の知恵袋によくある相談

先に結論

家で洗車する時の相談で多いのは、夕方に洗うのがいい理由、カーポートの下で洗う時の泡や排水、ご近所の洗車が気になる時、の3つです。

ここでは、知恵袋でよく読まれている相談を、要約して紹介します。

相談1 家で洗車するなら夕方がいいと聞いた。なぜ?

とても多く読まれているのが、家で洗車するなら夕方がいい、という話の理由を知りたい、という相談です。

よく言われる理由は、日差しが弱まって、ボディが熱くなりにくく、水滴が乾きにくいからです。

『じゃあ、朝でもいいの?』と思いますよね。

朝でも、日差しが弱くボディが熱くなければ同じように洗いやすいです。大事なのは時刻より、日陰で、ボディが熱くない状態かどうかなんです。

夕方に洗う時は、暗くなると拭き残しが見えにくくなるので、早めに始めるのがコツです。夜の洗車については夜に洗車してもいい?で紹介しています。

相談2 カーポートで洗車したいけど、洗剤の泡はどうする?

自宅のカーポートで洗車したいけれど、洗剤の泡が出るのが気になる、という相談です。

泡の行き先は、排水の行き先と同じです。

泡が気になる時の工夫
  • 泡を流す先を、先に決めておく
  • シャンプーの量は、説明書の薄め方を守る
  • 泡を乗せたら、早めに流す
  • 洗い終わったら、地面に残った泡も流しておく
  • 排水が側溝から川へ流れる地域なら、シャンプー洗車は洗車場で行う

相談3 近所の人の洗車が長くて気になる

向かいの家が毎週長い時間洗車をしていて、出入りしにくい、という相談もよく読まれています。

逆の立場から見ると、自分が家で洗車する時の配慮のヒントになりますよね。

長い時間洗う日は、出入り口をふさがない位置に車を止める、ホースが道をまたがないようにする、といった工夫をしておくと、気持ちよく続けやすくなります。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

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よくある質問

家で洗車するのに、許可は要りますか?

自分の家の敷地なら、許可を取る必要がないことが多いです。ただ、共同住宅の駐車場では、ルールで洗車について決められていることもあります。また、排水の扱いは地域の下水道のしくみで違うので、自治体の案内も確かめておきましょう。

カーポートの下で洗車してもいいですか?

カーポートの下で洗車をする家は多いです。日差しをさえぎれて洗いやすい一方、柱にぶつけないことや、屋根からの水の垂れに気をつけましょう。

自宅で洗車する時の水道代が気になります。

水道代は使う水の量で変わります。ホースで流しっぱなしにせず、泡で洗っている間は止める、バケツの水を使うなどの工夫で、使う水を減らせます。料金は住んでいる地域の水道料金で確かめてみてください。

家で洗車する時、洗剤は使ってもいいですか?

使えますが、排水の行き先を先に確かめておきましょう。雨水が側溝からそのまま川へ流れる地域では、自治体が洗車場の利用を案内していることもあります。

家の洗車で一番気をつけることは何ですか?

水しぶきと排水がご近所にかからないことと、暑い日の体調、踏み台の使い方です。洗い方そのものは、洗車場で洗う時と同じで大丈夫です。

まとめ

この記事の要点
  • 家で洗車する前に、場所・水・排水・時間帯を決めておく
  • 準備、予洗い、洗う、すすぎ、拭き上げ、片付けの順に進める
  • カーポートの下は日差しをさえぎれるが、柱と屋根の垂れに気をつける
  • ご近所への配慮は、水しぶき・泡と排水・音・時間の長さの4つ
  • 排水を側溝に流してよいかは、地域の下水道のしくみで違う
  • 暑い日は暑さ指数を見て、踏み台は身を乗り出さずに使う
洗車ガイド

洗車ガイド 編集部

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